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全保連の保証料!【最新版】改定後の料金一覧を大公開!業歴15年

この記事でわかること

    • 全保連の保証料は結局いくらかかるのか?(最新料金)
    • 不動産会社から提示された金額は適正なのか?
  • 一度支払った保証料を取り戻す裏技はあるか?

 

家賃保証コンサルタント
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家賃保証業界に15年以上在籍し、実務の裏側を知り尽くした私が、全保連の料金体系の「表と裏」を徹底解説します。

 

結論から言うと、現在の全保連の標準的な初回保証料は「家賃総額の50%(年間プラン)」もしくは「家賃総額の100%(初回のみプラン)」の2択が基本です。

この記事を読み進めて頂くと、提示されている見積もりが適正かどうかを瞬時に判断できるようになります。

全保連の保証料 早見表(家賃別の目安)

保証料は「家賃+共益費+駐車場代+町内会費+水道料(定額)」などの月額総賃料が計算対象です。

月額総賃料 毎年プラン(初回50%) 初回のみプラン(初回100%) メモ
50,000円 25,000円 + 更新10,000円/年 50,000円(更新なし) 4年以上住むなら初回のみが有利になりやすい
70,000円 35,000円 + 更新10,000円/年 70,000円(更新なし) 入居年数が長い人ほど差が出る
90,000円 45,000円 + 更新10,000円/年 90,000円(更新なし) 初期費用を抑えたいなら毎年プラン

※実際の料率は物件条件・審査により変動する場合があります。見積書の内訳で必ず確認してください。

 

【最新版】全保連の保証料プランと金額の目安

全保連の料金体系は、2020年の民法改正以降、大きく改定され現在もその基準がベースとなっています。
基本となるプランは大きく分けて2つです。

プラン名 初回保証委託料 年間更新料
毎年プラン 月額賃料等の50% 10,000円
(1年毎)
初回のみプラン 月額賃料等の100% なし

 

料金算出のポイント


保証料の計算対象は「家賃」だけではありません。
「家賃 + 共益費 + 駐車場代 + 町内会費 + 水道料(定額の場合)」など、毎月支払う「月額総賃料」に対して計算されます。

 

どっちがお得?「毎年プラン」vs「初回のみプラン」

多くの不動産会社では、初期費用を安く見せるために「毎年プラン(初回50%)」を提示してくることが一般的です。

しかし、長く住む予定であれば「初回のみプラン(100%)」の方がトータルコストは安くなります。

 

家賃保証コンサルタント
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更新料は1年ごとに1万円かかります。例えば4年以上住むなら、更新料のない「初回のみプラン」の方が計算上はお得になりますね。

 

【業界の裏話】提示された保証料、実は「上乗せ」されていませんか?

ここが一番重要なポイントです。
「不動産会社から提示された保証料が、正規の金額とは限らない」という事実をご存知でしょうか?

 

全保連の公式サイトに明確な料金表がないのは、代理店(不動産会社)との契約によってプランをカスタマイズできる仕組みだからです。

 

よくある「上乗せ」の事例本来は「初回50%」のプランであるにも関わらず、入居者には「初回60%」や「80%」として請求し、差額を不動産会社の手数料(利益)にしているケースが存在します。

 

「金額がおかしい」と感じたら?

もし、提示された保証料が「家賃総額の50%」や「100%」といったキリの良い数字から大きく外れている場合、あるいは相場より明らかに高い場合は、以下の対策を検討してください。

対策法

1. 内訳を聞く:「全保連の正規の料率は何パーセントですか?」と質問してみる。
2. 仲介会社を変える:全保連は多くの不動産会社が扱っています。別の会社で同じ物件を申し込めば、正規の料金で契約できる可能性があります。

 

【2025年版】全保連と他社保証会社の料金比較

全保連の料金体系については理解できたかと思いますが、「これって相場と比べてどうなの?」と気になりますよね。

業界大手の主要保証会社(全保連・日本セーフティー・JID・ジェイリース・Casa)の最新スペックを一覧表にまとめました。

 

保証会社 初回保証料 更新料 収納代行 緊急連絡先 特徴
全保連 家賃の30~100%
(審査により変動)
10,000円/年
(プランにより不要)
あり(任意) 不要のケースあり 独立系最大手・審査スピードが速い
日本セーフティー 家賃の40~100% 10,000円/年 あり(必須) ほぼ必要 訪問督促が強め・勤務先確認が多い
JID
(日本賃貸保証)
家賃の50〜60% 10,000円/年
or 初回のみ
あり(必須) 必要 家賃補償範囲が広め/支払猶予制度あり
ジェイリース 家賃の50%
(最低保証料あり)
10,000円/年 あり
(物件による)
必要 滞納対応が厳格/家賃督促がスピーディ
Casa 家賃の30〜100% 10,000円/年
(プランにより不要)
あり 必要 IT申込がスムーズ/審査が柔軟な傾向

 

表を見ていただくと分かる通り、料金設定自体は各社「横並び」の状態です。
初回50%+年間1万円というのが現在の業界スタンダードと言えます。

 

ここが全保連の強み!他社と比較した時の全保連のメリットは、「緊急連絡先が不要になるケースがある」という点です。
近年、親族との関係希薄化などで緊急連絡先を用意できない方が増えていますが、全保連はそのニーズに対応できる数少ない大手保証会社です。

 

いづれにしても、料金については比較するほど大きな差はありませんが、「審査のスピード」や「緊急連絡先の条件」において、全保連は使い勝手が良いと言えます。

 

契約キャンセル時、保証料は返金されるのか?

一度支払ってしまった保証料。もし入居前にキャンセルすることになった場合、返金は可能なのでしょうか?

結論:「保証開始日(入居日)」の前なら、返金される可能性が高いです!

 

基本的に一度契約が成立すると返金不可というのが建前ですが、実務上は「保証開始日」が分岐点になります。

 

返金を勝ち取るための必須条件

  • まだ鍵を受け取っていない(入居していない)
  • 保証開始日(契約開始日)が到来していない

 

返金交渉の具体的な手順

返金を求める際、絶対にやってはいけないのが「全保連に直接電話すること」です。全保連はあくまで代理店(不動産会社)を通して契約しているため、個人の問い合わせには「代理店に聞いてください」としか答えません。

 

家賃保証コンサルタント
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不動産会社の担当者にこう伝えましょう。
「まだ保証開始日前なので、全保連への解約処理と保証料の返還手続きをお願いします」
これで多くの場合は対応してくれます。

 

全保連の審査と「電話連絡」について

全保連は、業界の中でも審査スピードが早く、基準も柔軟な方ですが、一つだけ注意点があります。
それは「審査時に本人確認の電話が入る確率が高い」ということです。

 

着信に注意すべき電話番号

  • 098-×××-××××(沖縄本社)
  • 050-×××-××××(IP電話)

知らない番号だからと無視し続けると、「連絡がつかない」という理由だけで審査落ちします。

 

全保連の審査部隊は土日も稼働していますが、時間は9:00〜18:00が基本です。着信があった場合は、必ず折り返すようにしましょう。

 

家賃滞納時の「代位弁済」スピードに注意

全保連の最大の特徴、それは「立替払い(代位弁済)のスピード」です。

一般的な保証会社は「月末締め・翌月末払い」などサイクルが遅いのですが、全保連は「請求から3営業日以内」に家賃を大家さんへ送金します。

 

家賃保証コンサルタント
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これは大家さんにとってはメリットですが、入居者にとっては「督促が来るのが早い」ということを意味します。

 

数日の遅れでも、すぐに全保連から連絡が来る可能性があります。「うっかり忘れ」であっても、履歴に残ると今後の審査に響く可能性があるため、口座残高には常に注意が必要です。


家賃保証コンサルタント
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見積もりの保証料が高いなら、保証会社が不要の物件も一度見ておくと早いですよ。

 

まとめ:全保連の契約で損をしないために

  • 標準プランは「初回50%+年1万円」または「初回100%のみ」
  • 提示金額に違和感があれば、不動産会社による「上乗せ」を疑う
  • キャンセル時の返金は「入居日前」に代理店へ交渉する
  • 審査電話(098局番など)には必ず出る

 

全保連は業界最大手であり、多くの物件で指定される保証会社です。仕組みを正しく理解して、無駄な出費を防ぎましょう。

 

よくある質問(FAQ)

Q1. 全保連の保証料は「家賃の何%」で計算されますか?
A. 目安は月額総賃料(家賃+共益費+駐車場代など)を基準に、初回50% or 100%の料率で算出されることが多いです。見積書に「保証料の%」「計算対象の内訳」が載っているので、まずそこを確認してください。
Q2. 「毎年プラン(50%+更新料)」と「初回のみ(100%)」はどっちが得ですか?
A. 長く住むほど初回のみ(100%)が有利になりやすく、初期費用を抑えたいなら毎年プランが選ばれやすいです。ざっくり4年以上住む想定なら「初回のみ」が有利になるケースが多いので、両方の見積もりを出してもらうのが確実です。
Q3. 保証料プランは入居者が自由に選べますか?
A. 物件や管理会社の運用で指定されることがあります。交渉するなら「50%と100%の両方で見積もりできますか?」と確認ベースで聞くのが通りやすいです。
Q4. 全保連の保証料が「相場より高い」ことはありますか?
A. あります。原因はだいたい①計算対象に共益費や駐車場代などが含まれている②プランが100%設定③見積書に別名目の費用が混ざっているなどです。まず「保証料の%」と「計算対象の内訳」を確認しましょう。
Q5. 更新料(年1万円など)はいつ払うの?毎月?
A. 一般的には年1回の請求(更新のタイミング)で、毎月払いではないケースが多いです。請求方法(口座振替・振込・コンビニ等)は契約内容で違うので、契約書や案内書面で確認してください。
Q6. 申し込み後にキャンセルしたら保証料は返金されますか?
A. 返金可否は「支払いのタイミング」「契約成立の扱い」「管理会社の処理」によって変わります。入居前キャンセルでも返金されないケースがあるため、支払う前に「キャンセル時の保証料はどうなるか」を必ず確認してください。
Q7. 審査はどれくらいで終わる?電話は来る?
A. 早ければ当日〜数日で出ることもありますが、書類不備・繁忙期・追加確認が入ると延びます。電話確認(本人・勤務先・緊急連絡先など)は状況により発生するため、電話に出られる状態にしておくとスムーズです。
Q8. 入居中に全保連をやめたい/他社に変えたいは可能?
A. 原則は貸主(大家さん)側の意向が強く、入居者の都合で自由に変更・解約できないことが多いです。どうしても相談したい場合は「更新時に変更できるか」「変更できる条件があるか」を管理会社に確認しましょう。


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見積もりの保証料が想定より高いときは、条件を変えて“総コスト”を下げるのが早いです。
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  • 保証会社への加入不要の物件がある(※物件により条件あり)
  • 敷金・礼金・手数料・更新料が無料の物件が多い
  • 家賃2万円台〜の物件もあり、全国に物件数が多い

保証料が数万円なら、住み替えで回収できることもあります



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この記事を書いた人 賃貸保証会社で15年以上の実務経験を持つ現場担当者。延べ数千件以上の契約・審査・滞納・訴訟対応を経験。現在は保証・賃貸トラブルを専門に情報発信中。

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