『家賃保証会社=連帯保証人の代わり!』
と、ほとんどの方が認識していると思います。
しかし、賃貸保証会社との保証契約で連帯保証人は必要なくとも『緊急連絡先』という人は必ず必要になります。
この緊急連絡先という人はどのような存在なのでしょうか?
又、どこまでの責任範囲を緊急連絡先になった方は必要とするのか?
連帯保証人とそもそも何が違うのか?

Contents
賃貸保証会社にとって緊急連絡先は実はかなり重要な存在!
入居者が連帯保証人を付けずに賃貸のお部屋に入居できるのが賃貸保証会社の役目!
確かに!そこに賃貸保証会社の存在意義があります。
しかし、必ず『緊急連絡先』をとっているのが賃貸保証会社。
そしてその緊急連絡先に審査までしているのは何故でしょうか?
まず、賃貸保証会社も保証契約者に家賃滞納があれば賃貸人(物件のオーナー)や管理会社へ家賃立替を実施していきます。
その後、契約者本人に家賃に対する督促請求をかけていくのですが、すべてがすべて家主に立替をした家賃を賃貸保証会社が回収出来るとは限りません。
中には家賃保証会社が家賃滞納金額の回収に難儀する案件だって当然あります。
例えば、
- 契約者本人に何度電話をしてもつながらない
- お部屋に訪問しても出てこられない
- ポストに入れる督促手紙や訪問通知書面を見てもらえない
など賃貸保証会社を悩ます案件はゴロゴロあります。
そんな中、賃貸保証会社が頼りにしたいのが『緊急連絡先』って訳です!
賃貸保証会社も家賃を滞納している契約者本人を捕まえないと話しになりません。

家賃を滞納している契約者本人との連絡が不通になれば、いくら賃貸保証会社だって手の打ち所がないんです。
そんな状況が生まれてしまった場合に賃貸保証会社が家賃回収に伴い頼りにしたいのが
『緊急時絡先!』です。
この緊急連絡先を頼りに賃貸保証会社は連絡をして、本人の居所を探す手がかりを求めるのです。
又、契約者が電話連絡に一切でない状況であれば、賃貸保証会社から緊急連絡先へ状況報告をして契約者本人と連絡が取れる手段を模索します。
少しの情報でも賃貸保証会社は欲しているので、緊急連絡先になった方は協力はしてあげた方が良いのでしょうが、、、。

緊急連絡先に家賃の支払い義務はなし!!
緊急連絡先になった人は、契約者本人に家賃滞納があった際には、多少は関わらないといけないのが緊急連絡先の役目です!
場合によっては、家賃保証会社より頻繁に電話がかかってくるかもしれません。
しかし、あくまでも緊急連絡先に家賃の支払い義務はありませんのでご注意を!
中には、『自分が未納分家賃を払わないといけないのかな?』なんて、思ってしまうかもしれません。
連帯保証人であれば、契約者本人が家賃滞納をしてしまえば、連帯責任にて無条件でその責任を負わなければなりません。
しかし、緊急連絡先はあくまでも『何か契約者本人に緊急性を伴う何かしらの事態が発生』しない限りは出る幕なしなんです!
例えば『契約者本人が亡くなられてしまった』とかね。
賃貸保証会社から家賃滞納分を緊急連絡先の方へ請求する事はないとは思いますが、もし万が一にもそのような行為をしてくるようであれば賃貸保証会社に問題があるので『消費者センターへ相談しますよ!』と言えば問題ないでしょう!
覚えておきましょうね!
賃貸保証会社によっては『緊急連絡先』になった方へ審査電話が入る!
いざ!賃貸保証会社へ申し込みをする際に、連帯保証人をつけなくとも緊急連絡先は必須です。
もちろん、賃貸保証会社も本人は当たり前ですが、緊急連絡先にも審査をします。
この際に、賃貸保証会社によっては緊急連絡先にも電話連絡を入れるケースもありますので、必要あらば緊急連絡先にも連絡が入るかどうか?の確認を不動産会社に事前にしておきましょう!
何故なら?
意外にここで、家賃保証会社が緊急連絡先に電話連絡が取れずに
『審査スピードが遅くなる』なんて事もあります。
早期のお部屋への入居を求めている方は賃貸保証会社の審査時間が早期入居の弊害になり、希望の入居日に間に合わない事もあるので緊急連絡先に電話連絡の審査が入るかどうか?の確認は意外に重要です。
そして、賃貸保証会社の審査時に緊急連絡先まで電話連絡が入る事を事前に確認できたのであれば、緊急連絡先になってくれる方にも契約者本人からでも電話連絡が入る旨をしっかりと事前に伝えておくべきです。
そして、賃貸保証会社の審査申込書を見てみると緊急連絡先になる方の記載欄が非常に簡易的である事が確認できると思います。
だいたい
- 名前
- 住所
- 連絡先
ぐらいの記入欄です。
身内の方が緊急連絡先や仲の良い友達が緊急連絡先だとしたら簡単に契約者本人が記載できちゃいますよね!
そうすると事前に保証会社から電話連絡が入る事を伝え忘れてしまったりなんて事はよくある事なので気をつけたいですね。
賃貸保証会社が求めたい緊急連絡先は身内の方!!
さて、賃貸保証会社はこの緊急連絡先になる方についてどんな人を好むのでしょうか?
ちなみに、緊急連絡先は基本、誰でもなれます。
知人、友達だって良いんです。
『自分の連帯保証人になってくれ!』と頼むのは気持ち的に引け目を感じると思いますが、緊急連絡先の責任範囲を加味すれば
『自分の緊急連絡先になってくれ!』と別に気兼ねなく頼めますよね。
別にお金の事で迷惑をかける事もないでしょうから!
緊急連絡先として依頼される方もされる方で、特に心配せずになってあげても良いと思います。
意外に友人から『自分の緊急連絡先になって!』と懇願されると多少は心配する方もいらっしゃるでしょうから。
しかし、頼む人が信用されてなかったらどうかな、、、。

しっかり緊急連絡先としての責任範囲を説明できればほぼ問題ないと思います。
そんな中、賃貸保証会社が求める緊急連絡先はやはり知人、友達よりは違う人を求めています。
それは『契約者本人の身内の方』
いわゆる家族ですね。
知人、友人は年月が経てばその関係性はどうなるかわかりません。
もしかしたら契約者本人と時間の経過とともに疎遠になる可能性は大です。
そんな時に家賃保証会社が緊急連絡先に電話して、『契約者さんが今、どこにいるか知ってらっしゃいます?』
『連絡先が変わっているようですがわかります?』なんて聞いても
『わかりません!』
って言われてアウトです。
なので、一番確実な人でいけば必然的に『家族である身内』になるんです。
連帯保証人なしで、緊急連絡先で家賃保証会社に審査申し込みをする!
この時の緊急連絡先人として審査上で身内の方を家賃保証会社より求められる場合もありますので注意しましょう。
各家賃保証会社によって審査時の考えが異なります。
でも?ほとんどの保証会社が身内意外の緊急連絡先で審査はいけますけどね!
緊急連絡先人にあわよくば家賃を払ってもらいたい賃貸保証会社!!
『あわよくば緊急連絡先人に家賃を払ってもらいたいなぁ〜』
なんて考えの賃貸保証会社!
家賃滞納をしている契約者本人へ連絡が取れなくなってしまった場合に賃貸保証会社は緊急連絡先人に真っ先に連絡をします。
この時に決して緊急連絡先人へ家賃督促はしません。
『いえ、出来ません!』
しかし、契約者本人が家賃滞納をしている事実は伝える事ができます。
知人、友人であれば『あ〜やっちゃったな〜』で終わるかも知れませんが、これが家族と言う身内だと
『自分が何とかしないといけない』
と思われ、もしかしたら緊急連絡先人にもかかわらず家賃滞納分の支払いを契約者に変わってしてしまうかもしれません。
結局は家族!身内!
何とかしてあげたいと言う気持ちは出てきますよね!
こんな時には賃貸保証会社も緊急連絡先人からの支払いを拒む事は決してしないです。
『まあ、支払ってくれるって言っているんだから拒む理由はないよな』位の考えです。
賃貸保証会社に保証加入して、緊急連絡先人を家族と言う身内にしている方は、『自分自身が家賃滞納をしたら家族にも迷惑をかけてしまう』そんな気持ちを決して忘れずにいてもらいたいですね!!