全保連の取り立てを徹底調査!裏側に隠された督促流れ?

取り立て
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保証会社の取り立てと聞いて、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

  • 恐い
  • しつこい
  • うっとおしい
  • 紳士的
  • 情が一切ない

などなど、他にもイメージすることは多々あるかと?思います。

しかし、答えは、、、。

家賃を取り立てする社員によって変わります。

要は人間が人間に家賃督促しているのであって、実際に取り立てする者の性格ややる気によっても、方法や流れも変わると言う事です。

賃貸保証会社へ保証加入して、家賃滞納しなければ、家賃の取り立てなんてものには無縁ではあるのですが、、、。

今回は、全保連の取り立てについて記述しますが、基本は冒頭で話したように、実際に家賃取り立てを行う者の性格や考え方で変わります。

しかし、全保連を含めた、大手保証会社は、そうは言っても会社のブランドを強く意識しています。

大きく成長した会社であればあるほど、些細なミスや問題が会社の業績未来を左右しかねません。

当然、社員も社内にて徹底した教育は受けていることでしょう。

このような背景もありながらの全保連の取り立て方法を徹底解剖してみましょう!

 

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コンプライアンスを遵守した取り立て方法

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以前、賃貸保証会社は『追い出し屋』なんて揶揄されていた時代がありました。

それだけ、賃貸保証会社の家賃の取り立てが厳しく、契約者が家賃を払えないなら

『お部屋を力ずくで即、退去させる!』

なんてことが横行していたんです。

力ずくでお部屋を退去させる方法としては?

  • 部屋の鍵にロックをかける
  • 水道を止める
  • 威圧的に『出て行け!』と契約者へ促す
  • お部屋の中の荷物を勝手に処分する
  • 早朝、深夜でも拝まないなしに家賃取り立てを実施する
  • ドアにデカデカと『払え!』の張り紙を貼る

本当にこのような行為が当たり前に行われていました。(今から9年〜10年前くらい)

確かに、こんな事をしていては、保証会社も『追い出し屋』なんて言われても、仕方ないかもしれませんね。

全保連の取り立ても以前は、上記すべてに当てはまらないものの、お部屋の鍵ロックはやっていた会社です。

しかし、社会の目が厳しくなってきたことによって、強引な取り立てをしなくなったのも全保連は早い段階で改善できている保証会社の一つではありますね。

全保連も大手の保証会社であるだけあって、コンプライアンスを遵守した取り立て方法に今では切り替わっています。

又、家賃滞納者(契約者)からのクレームも出さないように努めている姿勢も見受けられます。

 

結局、全保連の取り立ては厳しいのか?どうか?

全保連は大手の保証会社です。

Screenshot of www.zenhoren.jp

今ではテレビCMを打てる程に成長しており、エンドユーザーの皆さんにも知名度的には他の保証会社より、聞いた事があるかもしれません。

この?全保連!

保証加入して家賃滞納してしまうと、『その取り立て方法は厳しいのか?』

ハッキリ言って、厳しいか?厳しくないか?は、取り立てを受けた方の受け止めかたにも左右されます。

そして、私個人的な見解としては、全保連は決して強引な取り立てはしてこなく、社内でも取り立てに関する教育がしっかりとなされている保証会社だと言えるでしょう。

但し、コンプライアンスを遵守した徹底した取り立てを実施する分のリスクは家賃滞納者の方にも少なからずあります。

詳細は後述しますが、社員一人、一人が野放し状態で好き勝手に家賃の取り立てをしているわけではありませんので、他の保証会社と比べても、全保連は督促方法の健全さに関して、『しっかりとなされている』と、断言できます。

 

様々な協会にて、自主ルールを設けた取り立てを実施

全保連の家賃取り立て方法の中で、自主ルールを重んじたやり方がピックアップされます。

これは、保証業界も様々な協会を作り、一つの賃貸保証会社だけでなく、様々な保証会社が集まって、業界全体を健全化していこうとしている取り組みです。

その中でも、『家賃債務保証事業者協議会』と言うものがあります。

この協会?

何を目的にしているかと言うと。

1.業務適正化に係る自主ルールの遵守と確認
2.人材育成や情報発信を目的とした研究会及び講習会の実施
3.情報交換、調査、研究等の実施
4.家賃債務保証に関する相談事業
5.行政・国土交通省との連携

参考:家賃債務保証事業者協議会の『主な事業』より抜粋

簡単に言えば、協会に加入した賃貸保証会社だけでも、『きちんとした保証会社ですよ!』とアピールできる場でもあります。

そもそも、追い出し屋問題が出た時も、全国に150社以上はあるであろう賃貸保証会社の『一部会社の強引な取り立てが問題である!』って感じでしたので、、、。

全保連も勿論、同協会には加盟しているので、会社のクリーンさをアピールしている点は否めません。

さすがに、大手保証会社の一員である以上は、企業としてのクリーンさをアピールする点に関しては無視できないと思いますが。

 

全保連の具体的な取り立て方法!

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では?全保連へ保証加入して、家賃滞納してしまった場合?

具体的な取り立て方法を記載していきましょう!

当然、全保連への保証加入者で家賃滞納された方がいれば全保連も家賃の取り立ては積極的に行います。

が、その前に全保連の家賃立替スキームを外して話しを進めるのは危険なので、最初にお話ししておきます。

全保連の家賃立替スキームは『家賃の立替請求をもらってから、3日後に大家さんや管理会社へ家賃立替を実施』します。

これは、他の保証会社に比べても、かなり早い立替スキームです。

『家賃の立替が早いとどうなるか?』

それだけ、家賃の取り立てが早まります。

賃貸保証会社は、家賃を立替て、『求償権』を発生させないと、法律的にも家賃取り立てはできません。

ですから、通常の賃貸保証会社よりも、家賃滞納者に対する家賃取り立てタイミングが断然早いと言えます!

 

電話連絡で初期督促(1ヶ月滞納)

まず、家賃滞納された方へは、全保連は電話連絡にて取り立てます。

ここでは、主に女性のコールセンターからかかって来るのが基本です。

具体的にはこうです。

『◯◯様、全保連です。家賃の◯月分が遅れているみたいですが、どうかされましたでしょうか?』

ニュアンスは様々あるものの、ほぼ、このような感じです。

いわゆる、家賃滞納されている方へ、お伺いを立てている状態ですね。

但し、『いつだったらお支払い頂けるか?』はしっかり全保連から聞かれるので、しっかりと答えないといけません。

そして、ここで答えた支払い日はしっかりと全保連のデーターである、交渉履歴に残ります。

安易に答えるのは危険です。

 

訪問始まる!(家賃の2ヶ月滞納)

支払い日を全保連へ約束して、約束不履行、、、。

そんな事してたら、次の家賃支払い日が来て、さらに払えず、、、。

これで、家賃が累計2ヶ月滞納したことになります。

こうなると、全保連も動きます!

まずは、初期督促のコールセンターから、全国に展開されている支店、支社へ債権が移行されます。

こうなると、生唾もんの屈曲な方達が、我も我もと債権を取り合います。

なんて、事はありませんのでご安心を(笑

しかし、この時点で各拠点の管理部へ債権は言っているので、本格的な家賃取り立てが始まる事には間違いありません。

担当が付いて、電話、お部屋への訪問が複数回に渡って実施されるでしょう。

そして、電話にまったく出なければ、お部屋の訪問がメインの取り立てになってきます。

この家賃滞納2ヶ月時点で、何とか家賃滞納を解消出来れば、しておいた方が良いでしょう。

何故なら、この後はトントン拍子に事が進んでしまいます。

そう!お部屋の退去です。

全保連も、強引な追い出しはしないものの、逆に法的に且つ、事務的に退去に向けて進めてきます。

これが、冒頭でも話した通りの、コンプライアンスを遵守した取り立てです。

 

裁判始まる!(家賃の3ヶ月滞納!)

『家賃滞納が3ヶ月分になってしまった!』

ここまでくると、全保連も半ば諦めモード突入です。

家賃を支払わないといけない方も、家賃滞納が3ヶ月分にもなると、まとめての支払いは正直、厳しいでしょう。

家賃滞納されている方が、ここで出来る事を敢えて言うと

『分割での支払いを相談する!』ってことぐらいです。

何とか支払う意思を見せて、どうなるか?でしょう。

当然、分割で支払うにしても、あまりにも少額であれば、全保連に拒否もされます。

この時点では、家賃滞納金額も、それなりになっていますので、全保連も慎重な構えはしてきます。

そして、この辺りのやり取りで、言い方や威圧的な行動に出る社員もいますので、場合によっては揉めてしまうのでしょうね。

全保連も、クレームは出したくありませんので、恐らく話しが平行線を辿るようであれば、裁判に踏み切ります。

 

契約解除と出廷命令

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家賃滞納3ヶ月、まもなく4ヶ月。

全保連からの家賃取り立てが急に収束し始めます。

裏では、裁判準備!

明け渡し訴訟をするにあたって、着々と書類の準備にいそしんでいる事でしょう。

家賃滞納されている方には、全保連から内容証明が複数回届いていると思います。

内容は簡潔に言うとこうです。

『◯◯日までに家賃滞納分を支払わなければ、1週間以内にお部屋を退去しなさい!』

かなり強めの内容です。

実際にこれを見た、家賃滞納者の方は、事の重大性を改めて気づき、お部屋を退去する方もいます。

しかし!

ほとんどの方は退去しません!

それはそうですよね?

お部屋を退去して、次に何処?行くって言うのか、、、。

中には、書類自体を完全無視する方もいますからね。

でも、この時点では全保連も家賃滞納されている方を放ってはいないです。

お部屋を明け渡すまでのカウントダウンを図っている状態と言えるでしょう。

そして、裁判所への出廷命令が書類として届きます。

この間、家賃滞納を発生させてか3ヶ月から5ヶ月目くらいが目安になります。

 

最後の終着駅?強制執行実施!

家賃滞納されている方が、裁判所への出廷命令を無視して、静観していると、裏では既に判決がおりてます。

勿論、家賃滞納している方を、『お部屋から退去させて良いよ!』と言う、判決です。

家賃滞納は家賃滞納なので、支払わない方が悪いのは否めません、、、。

こうなれば、全保連も胸を張って、お部屋の退去に望めます。

強制執行です。

判決がおりると同時に、何時?強制執行を実施するかの日取りも決まります。

この時点では、もう?

全保連の管理担当者からの連絡はありません。

粛々とただ強制執行が始まるのを待っているだけですし、家賃取り立てをして回収出来るであろう他案件に注力していることでしょう。

判決が出て、約1ヶ月後には強制執行が始まるタイミングです。

全保連へ保証加入して、家賃滞納されている方は、『今住んでいるお部屋を退去する!』これしか、道は残されていません。

 

強制執行で最後にお部屋とお別れ!

強制執行が開始されると、お部屋の中に残置物が残っていようが、撤去されてお終いです。

ここに辿り着く前には、再三に渡って全保連より連絡や書面も届いていた事でしょう。

仕方ないと諦めるしかありません。

いきなり、執行官(裁判所から派遣された人)が来て、お部屋を明け渡すように告げられる。

その後、退去させられた方は何処へ行くのでしょうか?

本人だけならまだしも、、、。

寝込んでいる家族が居ても退去

小さいお子さんが居ても退去

泣こうがわめこうが退去

これが強制執行の姿です。

決して、全保連に限らずに他の保証会社も最終的には強制執行を提起します。

中小クラスの賃貸保証会社であれば、経費削減の為に任意退去、いわゆる自主的に退去させるか、残置物も法に引っかかるのを覚悟で撤去してしまいますが、、、。

このご時世であれば、レアなやり方にはなりますね。

でも、実際に行われているケースはまだまだ多々あります。

 

まとめ

全保連の家賃取り立て!

法令順守を重んじるだけに、初期督促から強制執行までのスピードが早いです。

無駄な交渉をせずに、法的に早くお部屋から退去させる動きが強く見受けられます。

昔のようなサラ金取り立てとは、程遠いやり方です。

しかし、事務的に懇々と進める全保連の家賃取り立ては、時には冷たい対応にうつるかもしれません。

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