家賃保証審査に落ちた経験がある方へ。
「なぜ落ちたのかわからない」「次はどうすればいいの?」と不安になっていませんか?
保証会社もビジネスですから、基本的には「保証料をもらって契約したい」と考えています。それでも審査に通せないというのは、申込者自身、あるいはその周辺に何かしらのリスク要因があると判断されたからです。
今回は、業界の裏側を知り尽くした筆者が、審査に落ちる「本当の理由」と、次回の審査を通過させるための具体的な対策を包み隠さず伝授します!
Contents
そもそも賃貸保証会社は審査で何を調べているの?

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審査基準はブラックボックス(非公開)ですが、見るポイントは決まっています。
詳しくは「賃貸保証会社の審査は何を調べる?」を中の人が徹底解説!!にて解説していますが、支払い能力だけでなく、申込者の「人柄」や「信頼性」といった意外なポイントも見られています。
不動産会社の担当者ですら「えっ、そこまで見てるの!?」と驚くようなチェックポイントが存在するのです。
【プロが教える】賃貸保証会社の審査に落ちる8つの理由

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- 過去に家賃滞納歴がある
- 同居人に問題がある
- 転居理由が不明確・あやしい
- 収入が家賃に見合っていない
- 預金残高が少ない(無職等の場合)
- 勤務先の実態がない・確認できない
- 免許証の紛失回数が多い
- 犯罪歴・反社会的な懸念
それぞれの理由について、詳しく解説していきましょう。
1. 家賃滞納歴がある
保証会社に家賃を立替えられた(代位弁済された)履歴がある場合、同じ保証会社、または情報を共有している保証協会系の会社での審査通過はほぼ不可能です。
「過去に一度でもやらかしたら終わり?」
いえ、諦める必要はありません。情報は全ての保証会社で共有されているわけではないのです。
**「過去にトラブルがあった会社とは別のネットワークを持つ保証会社」**を選べば、あっさり通ることもあります。
2. 同居人が理由になっている
意外な落とし穴がこれです。
申込者本人はピカピカの属性でも、**「同居人」がブラックリストや滞納歴を持っていると連帯責任で落ちます。**
自分に全く心当たりがない場合は、同居予定の方の過去を疑ってみる必要があるかもしれません。
3. 転居理由があやしい
保証会社は「なぜ引っ越すのか?」というストーリーの整合性を重視します。
- 現住所も勤務先も北海道なのに、理由なく東京の部屋を借りようとしている
- 単身用アパートなのに、ファミリーで住もうとしている
こういった「不自然な申込み」は、犯罪利用やトラブルの予兆として警戒されます。正当な理由がある場合は、不動産会社を通じてしっかりと保証会社に伝えてもらうことが重要です。
4. 収入が少ない(バランスが悪い)
一般的な目安として、以下の基準を覚えておきましょう。
月収が家賃の3倍〜4倍あること
例:家賃6万円なら、月収18万〜24万円が目安です。
これを大きく下回る場合は、「支払い能力に懸念あり」と判断されやすくなります。
5. 預金が少ない(無職・求職中の場合)
無職の方や、極端に収入が低い方の場合、審査の頼みの綱は「預金残高」です。
通帳のコピーを提出し、「当面の家賃は払えます」と証明する必要があります。
目安としては家賃の半年分〜1年分(最低でも50万〜100万円程度)の残高が求められます。
6. 勤務先が不透明・実態がない
申込書に書かれた勤務先は、ネット検索や電話で実在確認が行われます。
検索しても出てこない、電話がつながらない会社は「アリバイ会社ではないか?」と疑われます。
自営業や一人親方の方は、社会保険証を提出できると信頼度がグッと上がり、審査に有利に働きます。
7. 免許証の紛失回数が多い(隠れたチェックポイント)
免許証番号の末尾一桁は「再発行回数」を表します。
ここが「3」や「4」になっていると、**「重要な書類を何度も無くす、だらしない人(管理能力がない人)」**というレッテルを貼られ、審査にマイナス影響を及ぼします。
心当たりがある方は、免許証以外の本人確認書類(マイナンバーカード等)を提出するのが賢明です。
「ブラックリスト」でも賃貸保証会社の審査に通る方法

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「クレジットカードのブラックリスト(信用情報ブラック)だから、賃貸も借りられない…」
そう思い込んでいる方が多いですが、それは間違いです。
なぜなら、多くの保証会社(独立系)は、クレジットカードの信用情報(CICやJICC)を閲覧できないからです。
信販系(クレジットカード系)の保証会社は避けるべし!
ただし、**「信販系」**と呼ばれる保証会社だけは別です。彼らはCIC等のデータを審査に利用します。
- 債務整理・自己破産をした
- クレジットカードの支払いを延滞した
- 携帯電話端末代の分割払いを滞納した
これらに該当する場合、信販系保証会社(オリコ、ジャックス、エポスなど)の審査は99%落ちます。
不動産会社に正直に事情を話し、「独立系」の保証会社を使える物件を紹介してもらうのが一番の近道です。
詳しくは以下の記事で解説しています。
ブラックリストの方が賃貸契約に必要な保証会社の審査を通す超簡単な方法!!
まとめ:審査落ちには必ず「次の一手」がある

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賃貸保証会社の審査に落ちてしまう原因と対策をまとめました。
今回のポイント
- 家賃滞納歴があるなら、別の系列の保証会社を選ぶ
- 収入目安は家賃の3〜4倍(または預金審査)
- 金融ブラックなら「信販系」を避け「独立系」を利用する
- 免許証番号や同居人も審査対象になるので注意
審査に落ちるとショックを受けますが、**「あなたを受け入れてくれる保証会社」は必ず存在します。**
落ちた理由を冷静に分析し、不動産会社の担当者と相談しながら、正しい保証会社を選んで再チャレンジしましょう!
次に読むべき関連記事(審査が不安な方向け)
審査に落ちてしまった方は、原因の特定と“次で通すための準備”が非常に重要です。以下の記事でさらに理解が深まります。
状況別:審査が通りやすい保証会社
実務経験に基づく“通りやすさの傾向”をまとめました。あくまで傾向ですが、次の申込先を決める参考になります。
- ✔ 勤務先が弱い / 無職: JID(信和保証)
- ✔ 属性より総合判断が得意: Casa
- ✔ 安定属性がある: 全保連
- ✔ 過去に携帯・クレカ滞納歴がある: 日本セーフティー
※保証会社ごとに審査基準は大きく違うため、あなたの属性に合った会社を選ぶことが重要です。
【実務15年以上の経験からのアドバイス】
審査に落ちた後、焦って同じ条件で申し込みを続けてもほぼ結果は変わりません。重要なのは、「落ちた原因の特定」と「対策」です。
特に、収入・勤務先・過去の金融事故のどれが原因かによって対策はまったく変わります。
この記事で紹介したポイントを整理しながら、次の保証会社選びと申込方法を慎重に進めることが“次で通す”最短ルートです。
審査が不安な方へ(プロが個別にアドバイスします)
「どの保証会社なら通る?」「自分の状況で審査は厳しい?」など、審査の悩みは人によって全く異なります。
私は保証会社で15年以上勤務し、審査・督促・SVを経験しています。あなたの状況を整理し、最適な保証会社と通すための戦略をご提案します。

