引っ越しは何かとお金がかかるので、初回保証委託料(初回保証料)はできるだけ抑えたいですよね。
ただ、ここで最初に大事な話をしておきます。
結論:「初回が安い=トータルが安い」とは限りません。
更新料や月額型の有無まで含めて見ないと、あとで損をします。
本記事でわかること
- 初回保証委託料の相場と、料金が決まる仕組み
- 更新料(年1万円が多い)を含めた「注意点」
- 初回が安い保証会社/高くなりやすい保証会社の傾向
- 安くするために入居者ができる現実的な対策
本記事の信頼性
なお、初回保証委託料は基本的に入居者負担です。まれにオーナー負担の物件もありますが、体感としても大半は入居者負担です。
まず押さえるポイント(短縮版)
- 初回保証委託料は「家賃の50%」が中心(物件で上下する)
- 更新料(年1万円)が別でかかるケースが多い
- 初回が安くても月額型(1%前後)だと長期で高くなることもある
- 入居者は保証会社を自由に選べないことが多い(管理会社指定)
Contents
初回保証委託料とは?(超シンプルに)
初回保証委託料は、賃貸契約時に保証会社へ支払う費用です。イメージとしては「家賃滞納が起きた時に、保証会社が大家さんへ立替えるための原資」です。
金額の相場は、月額賃料(家賃+共益費+駐車場など)の50%〜100%が一般的です。
たとえば月額賃料が65,000円で、初回が50%なら
32,500円が入居時に必要という計算になります。
初回保証委託料が安い保証会社ランキング(目安)
注意:保証料は「会社名だけ」で一律決まりません。
物件の条件・管理会社の契約プラン・入居者属性で変動します。ここでは傾向の目安として見てください。
| 分類(目安) | 保証会社例 | 初回保証委託料(目安) | 更新料(目安) | ひと言 |
|---|---|---|---|---|
| 低めが出やすい | 近畿保証サービス など | 30%前後が出ることがある | 10,000円/年 | 地域・物件での採用が前提 |
| 40%帯が出ることがある | フォーシーズ(※条件次第) | 40%〜 | 10,000円/年 | ただし高騰するケースもある |
| 標準(横並び) | 日本セーフティー / ジェイリース / 全保連 / Casa / JID など | 50%前後が中心 | 10,000円/年 が多い | 市場で最も多いゾーン |
| 高めが出やすい | フォーシーズ(審査難・条件付きの場合など) | 100%〜120%になることも | 10,000円/年 | 「通す代わりに高い」型がある |
要するに、全国規模で見ても「明確に安い会社」はあるにはありますが、採用される地域・物件の制約が大きいです。
一方で、実務上もっと多いのは「50%前後で横並び」のパターンです。
初回が安くても油断NG|更新料(年1万円)が別でかかる
初回保証委託料だけ見て「安い!」と決めてしまうと、あとで損しやすいです。
なぜなら、多くの保証会社は初回とは別に更新料が発生するからです。
更新料の目安:多くは 年10,000円
(例外として「月額型」「更新なし型」など、別設計のプランもあります)
更新料で損しないためのチェック
- 更新料が「年1万円」なのか(いつ請求されるかも)
- 更新なしプランがあるか(初回が高いことが多い)
- 月額型(家賃の1%前後)かどうか(長期で高くなる可能性)
- 退去予定が近いなら更新月と退去時期を必ずずらす
「更新料なし」プランは得?損?(ここで誤解を潰します)
更新料なしのプランが存在する保証会社はあります。ただし重要なのは、
更新料なし=無条件でお得ではありません。
多くの場合、初回保証料が高め(80%〜100%など)になりやすいです。
目安としては、長く住む(3年以上など)なら「更新料なし」が有利になりやすく、短期なら「初回が低い+更新あり」が有利になりやすい、という考え方が基本です。
このテーマは別記事で深掘りした方が理解が早いので、以下をどうぞ。
初回保証料が「高くなりやすい」代表パターン
初回保証委託料が高額になるのは、保証会社が「リスクが高い」と判断したときです。
代表例として、フォーシーズのように「基本は50%でも、審査内容によって上乗せする」設計がある会社もあります。
よくある構図:
「審査を通しやすい」代わりに、初回保証料を上乗せしてリスク調整する。
ここは誤解されやすいのですが、入居者側から見ると
- 審査に通るのはありがたい
- ただし初期費用は痛い
というトレードオフになります。家賃と初期費用の両面で現実的な判断が必要です。
入居者が「初回保証料を安くする」現実的な方法
入居者は保証会社を自由に選べないことが多いですが、それでも次の対策で負担を下げられることがあります。
1)管理会社が複数社提携なら「初回が低い会社」に変更相談
「初期費用が厳しいので、初回が低いプラン(または別保証会社)にできますか?」と相談してみてください。提携が複数あれば通ることがあります。
2)更新料まで含めて「トータル」で比較して交渉材料にする
初回だけではなく、更新料を含めた総額を示すと話が進みやすいです。
3)退去予定が近いなら「更新月」を跨がない
更新直後に退去しても、基本的に返金はされません。更新月が近いなら、退去時期を前倒しできないか検討しましょう。
まとめ|「初回が安い」より「トータルが安い」で選ぶ
- 初回保証委託料は50%前後が中心で、会社ごとの差は物件次第で変動する
- 更新料(年1万円)を見落とすと、あとで損しやすい
- 更新料なしは初回が高いことが多く、居住年数で損得が変わる
- 提携が複数なら、保証会社変更の相談が通ることがある
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