今、賃貸保証会社への加入必須の物件が増えています。そして、保証加入される方やこれからされる方も含めて、共通して口から出てきそうなのが
『保証会社への費用負担』
又、この費用負担は保証加入する賃貸保証会社によって異なるので、保証加入する入居者は言われた金額を支払うしかありません。
さて?それでは具体的に一体どれくらいの費用を負担すれば良いのでしょうか?
Contents
賃貸保証会社の料金が安いのは?どこ?
賃貸保証会社へは、保証加入する上で初回保証委託料と言うものを負担しないといけません。
そして、原則は入居者が負担することになるでしょう。
ではでは
一体?一番安い初回保証委託料の負担で済む賃貸保証会社はどこ?
なんて発想になりますよね。
わかりやすくランキング形式で説明しましょう!!
全保連
初回保証委託料の費用負担が少ないのは『全保連』が現在は断トツで1位でしょう!
しかも、保証業界の中でも大手3本の指に入る保証会社です。
保証契約件数もずば抜けており、現在では100万件以上の保証をしています。
初回保証委託料 | 更新料 |
30% | 1万円 |
注意
残念ながら、2021年に一部料金改定があり、現在は最低料金が、50%になっています。
近畿保証サービス
近畿エリアを中心に保証展開している保証会社!
全国区ではないものの、地場に根付いた型で利用されている保証会社です。
近畿、東海エリアでは以前から利用している家主や不動産会社はある為、このエリアでの賃貸物件に住む場合は保証加入を勧められる可能性はあります。但し、会社規模からすると保証業界の中では中堅クラスにはなります。
全保連に比べるとネームバリューも踏まえ、多少の見劣りはあるのは否めません。
しかし
審査は比較的寛容な面が強いです。
初回保証委託料 | 更新料 |
30% | 1万円 |
新日本保証
こちらも、審査は通りやすく保証料も業界最安値です。
新日本保証は保証業界の中では中堅保証会社に位置するでしょう。
審査がゆるい保証会社を求めている不動産会社さんにもちょくちょく利用されているイメージです。
初回保証委託料 | 更新料 |
30% | 1万円 |
オーロラ
こちらは全国展開していますが、保証業界の中でも中堅よりさらに下に位置しています。
中々、お部屋を借りられる方でもこのオーロラに保証加入する機会は少ないかもしれません。
2022年現在で会社が継続しているか?どうか?不明です。以前に問題があって買収された話しがあります。
初回保証委託料 | 更新料 |
30% | 1万円 |
日本セーフティー
大手家賃保証会社と言ったら、日本セーフティーは外せません。全国展開で家主や不動産会社から人気です。
業界最大手と言う事もあり、保証加入を勧められるケースは多いでしょう。
保証加入する側からすれば、家賃督促はやや厳しめです。
初回保証委託料(連帯保証人有) | 更新料 |
40% | 1万円 |
casa(カーサ)
こちらも大手保証会社になるcasa(カーサ)
大手の管理会社も好んで利用している事が多い為、保証加入を勧められるケースは多いでしょう。
費用負担となる料金には特質したものはないものの、保証会社としてのクリーンさが他社と比べてもあります。
しかし、こちらは以前は【リプラス】と言う名前でやっていましたが、破産申請をしていると言う汚点があります。さらには2022年に社長が社員を恫喝して社会問題にも。
初回保証委託料 | 更新料 |
50% | 1万円 |
jid(日本賃貸保証)
保証業界の中でも老舗の保証会社!パイオニア的な存在です。
保証加入をする方へ向けたサービス精神を持ち合わせており、加入をしていただいたお客様を大事にしている感は伝わってきます。
審査について、最近では以前に比べて多少厳しくしている感はあります。
カスタム商品(一定の不動産会社向けの商品開発)を得意としており、場合によっては正規の料金からは格安な費用負担で済むケースもあるでしょう。
初回保証委託料 | 更新料 |
50% | 1万円 |
オリコフォレントインシュア
以前はリクルートフォレントインシュアラと言う名前で全国展開していたものの、売り上げが下降。
信販会社であるオリコグループに入り、社名も現在の名前で継続展開しています。
審査面は他社と比べて違っており、信販会社の審査方法が適用されています。
クレジットカードなどで、不払いや滞納歴があると審査に通らないでしょう。
初回保証委託料 | 更新料 |
50% | 1万円 |
ジェイリース
保証会社の中で上場も果たしているジェイリース!
しかし、最近は出店のスピードが速すぎたのか、売り上げは下降気味。
不動産会社に気に入られる商品開発も得意としていましたが、それが響き代位弁済(家賃の立替)が増加傾向。
利益が損なわれており株が暴落、株主への配当も0円と、厳しい状況に立たされています。
※現在は業績が回復傾向※
初回保証委託料 | 更新料 |
50% | 1万円 |
賃貸保証会社の中で料金が一番安いのは?
各社の費用負担金額をまとめると、一番安い所で月額賃料の30%!
次に月額賃料の50%と、そこまで保証会社によってバラバラでない状況があります。(保証内容はそれぞれで大きく変わります。)
賃貸保証会社は入居者で指定は出来ません。
それぞれのお部屋探しの窓口になってくれる不動産会社が常日頃から利用している賃貸保証会社を指定されます。
『この保証会社に加入してください!』と。
指定されれば、入居者は従うしか道はなく、断れば入居を希望しているお部屋に住む事ができません。
ですから指定された賃貸保証会社で、保証加入される入居者が負担しなければならない費用も異なる事になるでしょう!
大手管理会社の賃貸物件が実は狙い目!
世の中には賃貸物件が数多く多く存在しています。
そして、賃貸物件の中には物件の所有者である大家さんが自ら物件を管理している自主管理物件と、管理会社にすべてを一任して任せる管理物件とがあります。
大手管理会社ともなれば、その管理戸数は何千、何万戸となり、家賃保証の利用自体も必然的に多くなります。
『こうなってくると、我こそは!』と、家賃保証会社も自分の保証を利用してもらおうと必死に大手管理会社へ営業をかけます。
大手管理会社も家賃保証会社の思惑を捉えてか?
かなりシビアな要求を家賃保証会社へしている事もあります。(自社のリーシングに影響がないように他社と比べてお値打ち感を出したい)
但し、保証加入しなければならない入居者からしてみればもしかして安い費用負担で保証加入できちゃう可能性だってあります。
例えば
初回に支払う保証料が通常であれば月額賃料の30%〜50%である事に対して、月額賃料の10%〜20%で済む可能性だってあるんです。
大手管理会社の賃貸物件は非常に魅力的かもしれません。
でも、すべてがすべてうまくいくとは限りませんので、ご了承を!!
まとめ
いくら『この家賃保証会社は安い!』『高い!!』と、ここで説明した所で実際に保証加入して費用負担を強いられる入居者からしてみれば、そもそも保証会社を自ら指定する事は出来ませんので意味がないかもしれません。
しかし!
ある程度の指標は持っておいても損はないでしょう。
今後も確実に増えるであろう家賃保証会社の存在!
ご加入される方は一つの目安として捉えて頂けると幸いです。