
By: Frédéric BISSON
賃貸のお部屋を借りた際に賃貸保証会社へ加入した方は今では多くいらっしゃいます。
そして、この賃貸保証会社に加入した方がもし万が一、家賃滞納をしてしまったら?
今回は、賃貸保証会社加入者が家賃滞納発生からお部屋を強制退去させられるまでの流れを具体的に説明していきます。
見出し
家賃滞納者は賃貸保証会社からの督促請求からは逃げられない!!
賃貸保証会社へ加入されている方が【家賃滞納】をしてしまうと、賃貸人へ賃貸保証会社は家賃を立替ます。
そして、家賃を立替後に家賃滞納している契約者本人へ督促電話をかけていく流れになります。
ここでもし、家賃滞納者が賃貸保証会社からの督促電話を無視し続けたらどうなるでしょうか?
初期から末期までの具体的な流れを説明します。
賃貸保証から家賃滞納者へ督促状の送付
まだ、この初期段階では賃貸保証会社も優しいです。
『もしかしたら単純に今月の家賃を忘れていただけかもしれない?』なんて勝手に思い込んでくれる余裕がある段階でしょう!
督促状の書面には当然、当たり障りのない文面が並び、『いついつまでにお支払いください』と丁寧な文面で記載されている事でしょう。
決して威圧的な文面ではないでしょうね!
期日も明日、明後日支払ってね!と言うわけでもなく書面到着後、7〜10日位までの支払い日数が設けられているケースが多いです。
但し、このハガキ書面と同時に賃貸保証会社のスタッフから電話連絡が逐一入るケースもあります。
連絡が取れるまで督促電話が一日に数回は入る
家賃滞納者にハガキ書面を送って、期限を待ったが
『一向に家賃の支払いがない!』
となると、そろそろ賃貸保証会社も本腰をいれます。
まずは電話連絡を家賃滞納者本人に取れるまでは日々数回は入れていきます。
最近は携帯もありますので、本人が督促電話にでなければ留守電にメッセージをいれます。
昔のような鬼電、すなわち連続で何度も何度も電話を入れるような保証会社はないと思いますが、この段階では滞納者は完全にマークはされており、日々管理されていますので電話は保証会社より毎日入ってくるでしょう!
『折り返しお電話お待ちしてます。』
賃貸保証会社のスタッフが自ら動く物件訪問!
この中期段階に入ってきますと賃貸保証会社もかなり家賃滞納者に対しては不信感をあらわにしている事でしょう。
既に末期状態に向けて促進中。
支払いを我慢してきた賃貸保証会社も怒りすらあると思います。
『こちらから電話しても逃げてばかりで、本人と会ってしっかりと家賃を回収しよう!』と意気込んでいる状態になります。
又、居留守を万が一使ったとしても訪問の際に手紙がポストに投函してあると思います。
家賃滞納者はしっかりと手紙の内容を確認しないと大変な事になるんですが、これは後ほど説明します。
家賃滞納から3ヶ月を目安に賃貸保証会社から訴訟を提起される
賃貸保証会社からの手紙、電話、訪問全て無視で逃げている方は、3ヶ月目で賃貸保証会社より訴訟を起こされます。
もちろん、ここでの訴訟とは『明け渡し訴訟』いわゆる部屋から出て行ってもらう裁判です。
ここまでくると家賃滞納者はどうする事もできません。
家賃を滞納しているんですから、滞納分を支払わない限りはお部屋から出ていくしかありません。
家賃滞納者が裁判に勝てる見込みはありませんので、『任意で出るか?ギリギリまでしつこくお部屋に住み続けるか?』選択しないといけないでしょう!
又、裁判を起こされる前には契約解除通知書が送られてくると思います。
この段階で、家賃滞納している家賃を支払う、又は支払意思を見せる行動を起こす事ができれば、強制執行でお部屋を追い出される事を防げる可能性があります。
逆に書面を無視していても、後日執行官がいきなりやってきて強制退去です。
いわゆる強制執行!
この段階では何を言っても無駄です。
いくらごねようがね!!
まとめ
家賃滞納者が何とか裁判に勝ってやろう!なんて甘い考えはしない方が無難です。絶対に負けますから、、、。
そんなスーパーミラクルな方法は残念ながら今の世の中にはございません。
家賃を払わないのが悪いんです。
しかし、今の世の中だからこそ事情があって家賃を払いたいのに払えないなんて事もあります。
家賃滞納者の督促の完全無視はなんの解決にもなりません。
『逃げずに立ち向かうしかないんです!』
そして、賃貸人、賃貸保証会社、賃借人で話しあい
何かしらの解決策を探すしかありません。
とにかく、逃げずに話しあいをもうける、相談する。そんな対応が一番必要になると思います。
だって最終的には家賃滞納者はお部屋から退去させられるんですから。