賃貸物件の契約の際に賃貸保証会社へ加入された方は今では多くいらっしゃると思います。現在の賃貸市場ではほとんどの賃貸物件の入居条件で賃貸保証会社への加入義務が発生しています。
そこで、、、。
賃貸保証会社を変更するメリットはあるの?
そもそも保証会社って途中から変更できるの?
このような疑問を解決いたします。
まず、賃貸保証会社の変更はひとたび加入してしまうと、途中から変更するのはほぼ無理です。又、保証会社を変更する事で得られる入居者様のメリットもないと私は思います。
この辺を詳しく解説していきます。
Contents
賃貸保証会社を変更したいと思っている方は一定数いる
このような状況の中
- 更新料が安い保証会社へ加入したい!
- 家賃の督促請求がきたが、社員の態度が半端なく悪い!
- 意味のわからない電話が加入している保証会社から何度も入る!
などなど
せめて『お金の支払い負担が少ない賃貸保証会社に加入しなおしたい!』なんてこともあるのではないかと思います。
一度加入した賃貸保証会社を変更するには?
様々な条件がつきますが、賃貸保証会社の変更はやろうと思えば出来なくもないです。しかし、それがメリットある事なのか?と問われれば疑問です。
と、言うのも今ある賃貸保証会社を解約して違う賃貸保証会社へ加入した場合、再度賃貸保証会社へ支払わなければならない『初回の保証委託料』が改めてかかってきます。金額としては月額賃料の30%〜50%!が相場です。
とんだ出費になりますよね、、、。そして、さらには賃貸保証会社を変更したにもかかわらず、更新料が引き続きかかってくる始末。
長期的な入居を考えているなら場合によってはメリットになる
あまり魅力がない保証会社の変更ですが、場合によってはメリットになるかも知れません。それは、年間の更新料がないプランを持ち合わせている保証会社への変更です。
長くお部屋に住み続けるご予定がある方は、費用面でのメリットが得られます。
年間の更新料(1万円)の支払いがあるプランを利用中なら更新料なしプランでお得!
例えば、6万円の家賃で10年間お部屋に住んだと想定し、シュミレーションしてみましょう。
※初回50% 更新料1万円の保証会社へ加入
初回:3万円 更新料:10万円(10年間)
合計:13万円
※2年後に更新料なしの保証会社へ切り替え
初回:3万円 更新料:2万円(2年間)※これは既に支払っている
新しい保証会社に切り替えて改めて
初回:6万円(初回100%)の支払い
合計:11万円
そもそも入居者側で勝手に賃貸保証会社を変えるのはほとんどが不可能!
『自分が加入している賃貸保証会社は気に入らない!変えてやる!!』なんて思いたって変更する気になっても、入居者側で簡単に変更できるものでもありません。
入居者から賃貸保証会社へ解約の申し出をしても受け付けてくれないでしょう。『大家さんや管理会社へ問い合わせして下さい』と言われるだけだと思います。
それならばと、大家さんや管理会社へ解約申し出をしても受け付けてくれないでしょう。そもそも、入居者が加入している賃貸保証会社は大家さんのお気に入りの保証会社か、はたまた管理会社のお気に入りの保証会社です。
賃貸保証会社は何社も存在しています。そのような中、大家さんや管理会社は自分達にとってもっとも条件のあう賃貸保証会社を利用し(保証内容が充実している等)、そして入居の条件に気に入っている賃貸保証会社へ入居者を加入させている現状があります。
しかし!賃貸保証会社の解約を実現できる方法!
賃貸保証会社の変更を思い立った時に起こす行動としては、変更は出来ないものの解約は条件が合えば出来ます。
全てに案件に対して成功するとは言い難いですが、どうしても解約したい方は以下の方法を参照して下さい。
実は物件の管理会社が変われば賃貸保証会社の変更もありえる!
今現在住んでいる物件に管理会社が付いていれば賃貸保証会社の変更チャンスはあります。入居の際に結んだ賃貸借契約書に管理会社の名前が記載されてますのでチェックしてみましょう。「そこにはシンプルに、この物件の管理会社○○○」とあります。
物件の管理会社変更は意外に多くあります。物件のオーナーさんもしっかりと管理してくれる管理会社に自分の所有している物件を任せたいものです。ここにはしっかりと物件オーナーには管理料金と言うお金も発生していますしね。
そんな中、管理をウチに任せて下さい!と言う管理業者は多数存在しています。管理会社同士では取った取られたの世界です。
物件オーナーもしっかりとした管理会社に任せたい!と言う気持ちはありますので、管理を任せている会社を変えよう!なんて考えは当たり前の事です。そして、管理会社が変われば考えも変わるので、入居者にとってはここで言う賃貸保証会社変更が必然的に発生するって訳です。
信販系の保証会社は保証継承できないので、変更チャンスあり!
物件の管理会社が変わるとしても、それを受け継ぐ新管理会社にとっても賃貸保証会社が付いている入居者はありがたい事です。家賃滞納があったしても、保証会社が変わりにやってくれるので業務上は楽だからです。
しかし、信販系の賃貸保証会社は管理会社が変わると保証継承をしてくれません。そうなると 物件管理を引き継いだ新管理会社は困ってしまいます。
家賃滞納があったら家賃請求に自分たちに労力がかかると、、、。管理会社の役目として、それをどうするか?が実力の発揮どころですが、今ではそうではありません。
こう言った事から、賃貸に住んでいたらいきなり管理会社からのお知らせで『賃貸保証会社の変更のお知らせ』なんて通知が勝手に来る可能性があります。
管理会社変更の際の保証料金はオーナー負担が多い!
管理会社が変わり、新たな管理会社が既存の入居者さんへ賃貸保証会社の変更、再加入を促す場合はかなり労力がかかります。
健全に毎月の家賃を支払っている入居者さんの場合、賃貸保証会社への再加入を促され、さらには料金の支払いを求められれば納得いきませんよね!この場合は賃貸物件を所有しているオーナーさん自身が保証料金を負担するケースが多いです。
こうなれば入居者さんで今現在、加入している賃貸保証会社の変更を考えていた場合、お金をかけずに変更できてしまうって訳です。
さらには変更先である賃貸保証会社の更新料が安ければ、それはそれでお得にもなります。
管理会社変更は入居者にとっては運みたいなものですが、実際にこのようなお話しは少なくありません。
まとめ
賃貸物件に住む為に今では加入しなければならないケースが多くなった賃貸保証会社!入居者側でその賃貸保証会社は選ぶ事は出来ません。
あくまでも勧められた賃貸保証会社へ加入しないといけない現実がそこにはあります。賃貸保証会社の変更は入居者にとってメリットはありません。しかし、解約や管理会社の変更で多少のメリットは得られる可能性はあり!
賃貸保証会社加入で後悔しない為にも、まずは加入する段階でしっかりと内容を把握しておいた方が良いです!
そして、さらには自身が加入する賃貸保証会社を選ぶ事ができるのであれば、不動産会社を通じてでも相談してみましょう!!