全保連との保証契約や退去解約にお悩みですか?この記事では、業界歴15年以上の専門家が、更新料の負担を軽減するための3つの効果的な解約方法を詳しく解説します。
連帯保証人を探して再契約する方法や、契約者本人が直接解約できない理由についても具体的に説明。全保連との契約をスムーズに解約するための重要なポイントを押さえましょう。
Contents
全保連とは?
家賃保証業界の中でも、大手保証会社の位置にいる『全保連株式会社』
全保連は、家賃保証サービスを提供する企業です。主に賃貸物件の家賃未払い時に保証を行い、賃貸契約者が家賃を滞納した際には、全保連が家賃を立て替えて支払いを行います。また、契約者が家賃を返済できるよう支援し、賃貸人に対する保障を提供します。全保連のサービスは、賃貸契約者と賃貸人の両方にとって安心をもたらす仕組みとなっています。
詳細は公式サイトをご覧ください:[全保連公式サイト]

全保連の保証委託契約(保証契約)とは?解約前に知るべき基本知識
賃貸住宅を借りる際、多くの入居者が利用している「家賃保証会社」。その中でも特に知名度の高いのが全保連(ぜんほれん)です。家賃滞納時に備え、オーナーや不動産会社に代わって家賃を立替え、後から入居者に請求するという役割を担っています。
しかし、退去や状況の変化によって、保証委託契約(保証契約)の解約・解除が必要となる場面もあります。この時に注意しなければならないのが、「契約書に明記された保証内容や解約手続きのルール」です。
全保連の保証契約の役割
- 入居者が家賃を滞納した場合、オーナーに立替払い
- 立替分は入居者に請求(原状回復費や遅延損害金も含む場合あり)
- 保証委託契約は原則として入居中は継続
なぜ「解約手続き」が必要なのか?
全保連の保証契約は、入居者が自主的に「もう不要だから解約する」といった理由だけでは原則解除できません。基本的には以下のケースでのみ解除対象となります。
- 退去による賃貸借契約の終了
- 賃貸借契約内容の変更(オーナー変更・管理会社変更など)
- 保証会社の変更(別の保証会社に切り替える場合)
全保連の保証契約に関する誤解も多い
よくある誤解として、「途中で好きなタイミングで解約できる」「不要になったからやめられる」という声が多く聞かれますが、契約期間中の任意解約はできません。保証契約は、賃貸借契約と連動する形で継続する仕組みだからです。
全保連の保証契約を解約・解除する流れ
全保連の保証契約を実際に解約する手順や必要書類、注意点を詳しく解説します。特に、退去時のスムーズな手続きが重要ですので、事前にしっかり把握しておきましょう。
全体の流れ
- 退去日が決まったら管理会社またはオーナーに連絡
- 賃貸借契約の解約手続き(管理会社)
- 管理会社が全保連へ解約依頼
- 全保連が保証契約を解除
- 必要に応じて保証料返金(保証料が年払いなどの場合)
【補足】本人が全保連に直接解約を依頼できない理由
全保連の保証契約は、管理会社やオーナーが賃貸借契約解約に伴って解約申請を行います。契約者本人が直接全保連に電話や書面で「解約したい」と申し出ても、原則受付けてもらえません。
必要書類
- 退去届・解約通知書(管理会社指定)
- 入居時の保証委託契約書(手元にあると確認がスムーズ)
- 身分証明書(状況により求められることも)
審査なしで自動的に解約される?
退去完了後、管理会社から全保連へ解約届が提出されれば、保証契約は自動的に終了します。特別な審査や再確認は行われません。
全保連の解約時によくある注意点とトラブル事例【体験談・チェックリスト付き】
【注意1】保証料の返金がない場合も
全保連の保証料は「初回一括払い」や「年払い」が一般的ですが、中途解約であっても保証料が日割りで返金されるとは限りません。契約書や重要事項説明書に記載された条件を確認しておきましょう。
【注意2】「自動で解約になる」と誤解するケース
賃貸契約の解約時に管理会社が全保連に通知を忘れていた場合、保証契約が継続したままになる事例があります。退去完了後も、保証委託契約が続くことになるため、管理会社には確実に確認しましょう。
【注意3】連帯保証人との混同
稀に「全保連を解約したら、連帯保証人にも何か手続きが必要か」と誤解される方がいます。全保連の保証は保証人契約とは別で、基本的に連帯保証人は解約対象ではありません。
【体験談】実際にあった解約トラブル
40代女性|退去後に発覚したトラブル
「全保連は自動的に解約されていると思い込んでいたが、退去後も保証料の請求が来た。管理会社が全保連に解約通知を送っていなかったのが原因でした。」
【チェックリスト】解約時に確認しておくべきこと
- 管理会社に解約通知が提出されているか
- 保証料の返金有無を事前に確認
- 連帯保証人との関係を誤解していないか
- 契約書に記載されている「解約条項」を確認
全保連解約後に発生する可能性がある請求【残債・保証料】
全保連の保証契約を無事に解約できたとしても、解約後に残債請求や保証料請求が発生することがあります。この章では、解約後にありがちなトラブルと、実際の請求内容について解説します。
1. 滞納家賃・遅延損害金の請求
全保連は、解約時点で未納家賃や遅延損害金がある場合、解約後でも請求権を有しています。つまり、保証契約を解除したからといって、支払義務がなくなるわけではありません。
2. 退去精算費用
退去後、原状回復費用やクリーニング費用が発生し、それを立て替えていた場合、全保連から請求されるケースもあります。契約解除後に「請求書が届いた」という相談も実際に多く寄せられています。
3. 保証料請求(更新料)
年払い保証料が採用されている契約の場合、解約時期によっては返金されないこともあります。「未経過分があるから返金されるだろう」と思っていても、契約書に「返金なし」の規定がある場合、返金されません。
【体験談】解約後に驚いた残債請求
30代男性|退去後の相談例
「退去・解約が終わって安心していたところ、数か月後に全保連から原状回復費と滞納家賃の請求が届きました。『解約後だから払わなくてよい』と思い込んでいましたが、契約時に説明されていたものでした。」
【Q&A】解約後の請求に関するよくある質問
Q. 解約後なのに保証料の請求書が届いた
A. 保証料の一括払い分(年払いなど)の請求が残っている、または未払分がある可能性があります。契約書の返金規定を確認しましょう。
Q. 解約後に残債の請求は違法?
A. 違法ではありません。保証契約が解除されても、未払い債務は有効に残ります。
Q. 払えない場合はどうすれば?
A. 放置せず、全保連または担当の債権管理会社に必ず連絡しましょう。分割払いや減額相談ができるケースもあります。
全保連解約時に失敗しないコツと事前準備チェックリスト
解約時に「やっておいてよかった」実践的な準備とは?
実際に多くの方が、解約時に「思っていたより面倒だった」「あとから請求が届いた」といったトラブルに遭遇しています。しかし、事前に準備をしておくだけで、スムーズに手続きを終えることが可能です。
【1】管理会社への確認は“必ず書面で”
「口頭で退去を伝えたが、解約が処理されていなかった」というトラブルも多いです。できる限り書面やメールで退去通知・解約手続きを行い、証拠を残しておきましょう。
【2】保証料の返金規定を事前確認
契約時に渡された「保証委託契約書」や「重要事項説明書」を確認し、返金規定を把握しておくことで、後から「聞いていない!」というトラブルを防げます。
【3】滞納・原状回復費用の有無を確認
退去前に、家賃滞納や未払い清算金(原状回復費など)が発生していないか必ず確認します。未納がある場合は、退去後に残債請求が来るため、事前に対応しておきましょう。
【4】審査・書類手続きの流れを理解
全保連は解約書類が管理会社から提出されることで自動的に解約されます。書類提出のタイミングや必要書類については、契約している管理会社に必ず確認しておきましょう。
【チェックリスト】解約準備の最終確認
確認項目 | 対策 |
---|---|
退去届は書面・メールで提出 | 証拠として必ず残す |
保証料返金規定の確認 | 契約書で事前に把握 |
滞納・未払い費用の確認 | 精算しておく |
解約時の書類提出方法 | 管理会社に事前確認 |
全保連 解約に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 全保連は退去すれば自動的に解約されますか?
A. 原則は、退去手続きに伴い、管理会社から全保連に解約届が提出されて解約されます。ただし、管理会社が提出を忘れるケースもあるため、念のため退去後に確認しましょう。
Q2. 保証料は途中解約でも返金されますか?
A. 保証料が日割りや月割りで返金されるかは、契約内容によります。契約書に「途中返金なし」と明記されている場合は返金されません。
Q3. 退去後に請求書が届いたけど支払う必要はある?
A. 退去時に未納家賃や原状回復費用が発生している場合は、解約後でも支払い義務があります。保証契約の終了と、債務(支払義務)の消滅は別問題です。
Q4. 自分で全保連に直接解約申請はできますか?
A. できません。解約手続きは管理会社を経由して行われます。必ず管理会社に依頼してください。
Q5. 全保連を解約したら連帯保証人も解約扱い?
A. いいえ。連帯保証人の契約は別枠です。全保連の保証契約解除とは別に連帯保証人契約が続いている場合もあります。
まとめ
全保連の解約は、退去と同時にスムーズに行うことで、無用なトラブルを回避できます。事前準備や管理会社との連携、契約書の確認を怠らず、円満に手続きを進めましょう。
この記事が、安心・スムーズな解約手続きの参考になれば幸いです。
— 賃貸保証ガイド制作チーム
しかし!出来る方法はあります!!
今回は、全保連株式会社を解約したい方に向けて、オススメの方法を3つご紹介します。
ビレッジハウスの賃貸物件
- 初期費用0円
- 仲介手数料0円
- 保証会社への加入不要
[/st-mybox]
①全保連で契約しているお部屋を退去する!
ちょっとストレート過ぎるやり方ですが、全保連株式会社の保証へ加入している方が、そのお部屋を退去すると、必然的に解約になります。
ですから、全保連の家賃保証が嫌で解約させたいのであれば、お部屋を退去するしかありません。
しかし、この方法は中々、非現実的ですよね。
なるべくなら今のお部屋に住み続けながら、全保連の家賃保証だけをやめたいと思います。
しかし、全保連の家賃保証をやめる方法はあるものの、そう簡単にやめれるものでもありません。
まず先に、ここでは何を言いたいかと言うと、上記で述べたように、更新料支払いが嫌で全保連の保証を解約したい場合では、事前に『無駄な更新料支払いを避けましょう!』と言ったところです。
これには全保連株式会社へ保証加入している方の更新料支払いのタイミングが重要になってきます。
全保連加入時に入居者が支払う費用
まず、全保連の保証へ加入する際は初回保証委託料と言うものを先に支払います。
詳しい全保連の費用に関しては、全保連の保証料!【最新版】改定後の料金一覧を大公開!!でも解説していますので、ご参照ください。
そして、お部屋へ入居してから1年後に『更新料の請求が全保連から来る!』と言った流れになります。
更新料の支払いは入居から1年後
9/1入居であれば翌年の8/31までに更新料の1万円を契約者は支払います。
支払いはコンビニでも支払い可能なハガキが更新1ヶ月前を目処に保証加入者である契約者本人へ届きます。
〉〉全保連から届いた!コンビニ振込用紙?もらった方の対応と支払い方法!!
この際に、支払い期限である8/31前日の8/30にお部屋を退去したらどうなると思いますか?
答えは、更新料を払わなくてOKです!
このケースの場合、数日遅い9/1にお部屋を退去していたら更新料は全保連へ払わないといけません。
勿論、日割り返金なんてものはありません。支払ってしまえば、そのお金は二度と戻ってこないでしょう。
〉〉保証委託料とは?『返金、減額、支払わない』方法を全公開!!
全保連の解約タイミングは、こんな所で意外にも重要になってきます。
そして…
お部屋を退去すれば良いなんて!ちょっと無理!!。って方、、、。
確かに、全保連株式会社を解約して、そのままお部屋に住み続ける方法も知りたいですよね。
次からは、居住を続けながら全保連を解約するオススメ方法をご紹介していきましょう。
②連帯保証人になってくれる人を探して再契約する!
全保連の家賃保証へ加入している方のほとんどが連帯保証人なんて付けずに保証契約されていると思います。
緊急連絡先になってくれている方はいらっしゃるでしょう。
その中で、連帯保証人をつける代わりに全保連を解約してもらうやり方です。そして、この交渉を実際に行う先は全保連に直接ではありません。
ここで言う、全保連株式会社を解約するのは大家さんや大家さんの代わりに物件管理を任されている管理会社を指します。
注意ポイント
保証加入者である契約者本人からでは、全保連は勿論のこと、その他の保証会社も入居者自らが、やめたい・解約することは出来ませんので気をつけましょう。
連帯保証人になってくれる方が見つかるのであれば、その旨を住んでいるお部屋の大家さんや管理会社に交渉しましょう。
『連帯保証人をつけるので全保連を解約してください!』と。
大家さんにもよりますが、『連帯保証人をつけるなら』と、保証解約してくれるケースは多々あります。
保証解約する為に賃貸人を納得させる条件
しかし、ここで条件があります。
- 一度も家賃滞納していない
- 近隣に迷惑をかける行為をしていない
- 居住年数が1年以上
この3点は最低限、クリアしておかないと全保連の家賃保証をやめる交渉は難しいかもしれません。
特に家賃滞納している方が、連帯保証人をつける代わりに全保連を解約してくれ!っと言っても、大家さんからしてみれば、ふざけるな!!です。
全保連株式会社なら家賃は立替てくれるわ、場合によってはお部屋の明け渡しまでしてくれて、実際は連帯保証人より全保連の方が大家さんからしてみれば安心です。
全保連を解約して、そのままお部屋に住み続けるのであれば、賃貸人である大家さんとの信頼関係は必要不可欠です。
信頼関係を積み重ねて、さらに連帯保証人をつけて賃貸人から解約してもらう、、、。この流れがベストです。
保証解約は、不動産会社さんにお願いしよう!
又、全保連の解約交渉については、契約者本人が直接、大家さんへ打診するよりは、プロの不動産屋さんへお願いした方が無難です。
例えば、以前にお部屋探しでお世話になった賃貸の仲介会社さんとかです。
賃貸仲介のプロに任せて、解約までの絵図を一緒にかけれれば最高です。
『連帯保証人をつけるので、全保連株式会社の保証を解約して再契約させてください!』っと。
お金にならない話しなので、仲介会社さんも嫌がる可能性は大ですが、駄目なら自分で!って位の気構えで一度、望んでみるのはいかがでしょうか?
最初から、『解約はできませんよ』の一点ばりであれば時間の無駄なので、ご自身でやってみましょう。
大家さんや管理会社の問い合わせは、お部屋の契約時に締結している賃貸借契約書に記載されてますので探して見ましょう!(入居者さんも控えは貰っているはずですよ〜)
③全保連株式会社から契約を解約してしまう条件を知る!
全保連と入居者との契約には、『保証委託契約書』と言うものを取り交わして保証契約を締結しています。
その契約書の裏面には、色々と細かい文字で条文がずらずら〜と記載されています。契約書ですからね。
この保証委託契約書の存在自体は、全保連へ既に保証加入していれば、知ってらっしゃる方も多々いるかと思います。
でも、契約書の裏面を読んでいる方は、ほぼ皆無かなぁ〜と。
実はこの条文の中に、全保連株式会社自らが、保証契約を解約してくれる条件が隠されています。
具体的に言うと・・・・
- 契約しているお部屋を違う人へ貸した場合(転貸)
- 虚偽の申込で審査を通し、保証加入していた場合
- 住居で契約したが、実は事務所や店舗で利用している場合
さらに、最後にオススメしたいのが、『ビレッジハウス』
こちらは初期費用0円で入居でき、さらには賃貸保証会社への加入が不要となっています。
ビレッジハウスの物件は好き嫌いが分かれますが、ほとんどの賃貸物件が「保証会社への加入」を促される昨今、確実に保証加入しないで良い賃貸物件取り扱いはここ位です。
気になる方は一度、覗いてみてみる事をオススメします!
あわせて読みたい