RENT GUARANTEE TROUBLE LAB
「審査落ちたかも…」「まだ連絡がこない」「このまま待っていて大丈夫?」。
賃貸の現場では、こうした不安のご相談が毎日のように寄せられます。
当サイトでは、家賃保証会社・不動産業界での実務経験15年以上の立場から、
「審査に落ちたかもしれない」「連絡がない」状況のリアルを、
できるだけ分かりやすくお伝えします。
「保証会社の審査に落ちたのに、はっきりそう言われない」「結果が出ているのかさえ教えてもらえない」――。
一番しんどいのは、“ぐずぐずした宙ぶらりんの時間”かもしれません。
この記事では、保証会社の審査フローや現場の事情を踏まえながら、
「連絡がこないときに何が起きているのか」「今なにをすべきか」を整理していきます。
- 「審査に落ちたのに連絡がこない」ときの代表的なパターン
- 審査落ちが濃厚なときに出やすいサイン
- 待っている間にやっておきたいチェックポイント
- 2回続けて落ちたときの現実的な戦略
- 一人で抱え込まないための相談先・セルフ診断ツール
※あくまで筆者が見てきた現場の傾向であり、各保証会社・管理会社の公式見解ではありません。
最終判断は、実際に契約を担当する不動産会社・家主・保証会社の指示に従ってください。
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SECTION 1
Contents
まず結論:「連絡がない=OK」とも「NG」とも限らない
最初にハッキリさせておくと、「連絡がない=審査OK確定」でもないし、「NG確定」でもありません。
保証会社の審査は、ざっくりと次のような流れで進みます。
① あなたが申込書に記入(+必要書類提出)
② 不動産会社 → 保証会社にデータ送信
③ 保証会社が審査(スコアリング・信用情報・在籍確認など)
④ 保証会社 → 不動産会社へ「可否」を返答
⑤ 不動産会社の担当者から、ようやくあなたへ連絡
つまり、結果が出ていても「不動産会社のほうで止まっている」ことも多いのが現場の実情です。
・担当者が別の案内や契約で手一杯になっている
・家主さんとの最終確認に時間がかかっている
・別の保証会社・別プランを水面下で調整している
・「否決なのでごめんなさい」と伝えづらく、後回しになっている
だからこそ、「連絡がない=安心」でもなければ、「絶望」でもないという前提で、
冷静に状況を切り分けていくことが大切です。
SECTION 2
審査に落ちたのに連絡がこないときの代表的パターン5つ
ここでは、筆者が実務の現場でよく見てきた、「審査結果は出ているのに、あなたに連絡がこない」ときの典型パターンを5つ挙げます。
パターン① 審査は継続中(追加確認・家主確認待ち)
審査そのものが長引いているケースです。
在籍確認・家族構成・過去の契約状況など、少し慎重に見たいポイントが出ているときに起こりがちです。
特に、フリーター・派遣・自営業・年金生活などの場合、収入の安定性を確認するために、
通常より時間がかかることがあります。
パターン② 結果は出ているが、不動産会社の連絡が遅い
内見ラッシュ・契約ラッシュの時期(3〜4月・9〜10月)などは、
担当者が単純に忙しすぎて後回しになっているだけ、ということも現実には多いです。
好意的に言えば「他の案件も含めて整理してから連絡しようとしている」。
悪く言えば「連絡の優先順位を下げられている」状態です。
パターン③ 否決だが、別の保証会社を水面下で当てにいっている
保証会社の審査に落ちた場合、別の保証会社へ再申込できる管理会社もあります。
このとき、担当者が「A社がダメだから、B社・C社に回してみよう」と動いている間は、
あなたへの連絡が少し遅れがちになります。
実務上ありがちなケース
・A社:信販系でNG
・B社:独立系保証会社で再チャレンジ中
・C社:家主の知り合いの保証会社に相談中
この間、担当者は「まだ何とも言えない」ため連絡を渋りがちです。
パターン④ 否決だが「言いづらくて」放置されている
残念ながら、これも現場ではよくあります。
特に、担当者が若手だったり、クレームを恐れていたりすると、
「否決でした」と伝えるのを後回しにしてしまうことがあります。
パターン⑤ 物件そのものが「お断り」になっている
保証会社ではなく、家主さん側の判断でNGになっているケースです。
この場合も、担当者が「何と伝えるか」迷っている間は、連絡が遅れがちになります。
SECTION 3
審査落ちが濃厚なときに出やすいサイン
「連絡がこない」といっても、雰囲気ややり取りから“落ちていそう”と分かるときもあります。
あくまで傾向ですが、次のようなサインが複数当てはまると、否決の可能性が高めです。
- 「もう少しだけお時間ください」が何度も繰り返される
- 「もしダメだった場合は、他の物件も考えましょうか?」と言われる
- 家賃を下げる・連帯保証人をつけるなどの打診が急に増える
- 「別の保証会社ならいけるかもしれません」と言われる
- 明らかに担当者の声が歯切れ悪く、具体的な日程を言ってくれない
逆に、在籍確認や本人確認の電話が入っている場合は、
「通す方向で細かい条件を詰めている」段階であることも多いです。
SECTION 4
今すぐできる「やることリスト」
ここからは、待っている間にできる具体的なアクションを整理します。
感情的になってしまうと損をしやすい場面なので、落ち着いて順番に対応していきましょう。
- 申込日から「何日」経っているかカウントする
- 担当者と最後に話したのは「いつ・どんな内容」だったか整理する
- 勤務先・収入・借入状況など、ネックになりそうな点を書き出す
- 同じ家賃帯で「妥協できる条件」を考えておく
- もしNGだった場合の「第2候補」のエリア・物件も検討しておく
① 2〜3営業日経ったら、こちらから一度問い合わせる
保証会社の審査結果は、早いところだと当日〜翌日、遅くとも2〜3営業日で出ることが多いです。
それ以上経っても動きがない場合は、こちらから一度状況を確認してみましょう。
電話をするときは、次のような聞き方がおすすめです。
おすすめの聞き方(例)
「先日〇日にお申し込みした〇〇です。
保証会社さんの審査状況は、今どのあたりまで進んでいますか?」
ポイントは、「通りましたか?」「落ちましたか?」と決めつけず、状況を確認するスタンスです。
② 感情的になって担当者を責めない
不安やイライラから、つい「なんで連絡くれないんですか?」と責めたくなりますが、
ここで担当者との関係が悪くなると、「別の物件」「別の保証会社」などの提案が出てこなくなるリスクがあります。
あくまで冷静に、「状況把握」→「次の一手の相談」という順番で話を進めましょう。
③ 自分の状況での「通過率」を一度整理しておく
収入・勤務形態・過去の滞納歴などによって、そもそもの通過率が変わってきます。
当サイトでは、家賃保証の実務目線でリスクをセルフチェックできる簡易診断も用意しています。
SECTION 5
2回続けて落ちたときの戦略と選択肢
同じような条件で2回続けて審査に落ちている場合、
正直なところ、戦略を変えないと厳しいケースが多いです。
- 家賃を下げる(収入に対して無理のないラインにする)
- エリア・築年数・広さなど、どこか一つ条件をゆるめる
- 親族の連帯保証人をつけられないか検討する
- 信販系ではなく、独立系保証会社を使う物件を探す
- どうしても厳しい場合は「保証会社なし系」の物件も検討する
① 家賃を「手取りの3分の1以内」に抑える
保証会社の審査では、「家賃負担率」がとても重要です。
手取り月収の3分の1を大きく超えていると、どうしても否決されやすくなります。
② 保証会社のタイプを変える
同じ「家賃保証会社」でも、信販系・独立系・家主系など、性格がまったく違います。
過去に特定の保証会社でトラブルがあった場合は、
別の保証会社を使う物件を狙ったほうが現実的なときもあります。
全保連でのトラブルがある方は、
全保連ブラックリストと再審査の解説記事
も参考にしてみてください。
③ 「保証会社を使わない系」の選択肢を検討する
どうしても通常の保証会社ルートでは厳しい場合、
保証会社を使わない物件(ビレッジハウスなど)を検討するのも一つの現実的な選択肢です。
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SECTION 6
セルフ診断・個別相談・よくある質問
Q1. 連絡がこない場合、何日くらい待てばいいですか?
目安としては、2〜3営業日です。
それ以上経っても全く連絡がない場合は、こちらから状況確認をしてみてください。
Q2. 一度審査に落ちたら、別の物件でも全部ダメになりますか?
保証会社・家主・家賃設定が変われば、結果が変わることも少なくありません。
ただし、同じ保証会社・同じ家賃帯・同じような条件であれば、
連続して否決になりやすいのも事実です。
Q3. 過去の滞納・ブラックがあっても、審査通過の可能性はありますか?
可能性ゼロではありませんが、かなり厳しくなるのは事実です。
その場合は、家賃を下げる・保証会社を変える・ビレッジハウスのような物件を検討するなど、
「戦略を変えてチャレンジする」ことが重要になります。
Q4. 自分だけだと不安なので、第三者の目線で見てほしいのですが…
滞納歴・収入・家族構成・狙っている物件などによって、ベストな動き方は本当に人それぞれです。
当サイトでは、家賃保証の実務経験にもとづいた個別相談サービスも行っています。
「自分のケースだと、どう動くのがベスト?」という方へ
「このまま待っていていいのか不安」「次の審査に向けて作戦を立てたい」という方は、
一人で抱え込まずに、一度プロ目線で状況を整理してみてください。
家賃保証会社・管理会社・家主、それぞれの考え方をふまえたうえで、
あなたの条件で現実的に通しやすいルートを一緒に組み立てていきます。
※この記事の内容は、あくまで一つの目安です。
最終的な判断は、必ず管理会社・家主・保証会社などの指示に従ってください。