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全保連の残債があると再審査は無理?完済・分割・交渉の実務手

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全保連の残債があると再審査は通らない?
完済前・完済後で変わる現実と通過戦略

「以前の滞納分がまだ残っている」「分割で払っている途中だけど、引っ越し先を探したい」――。
このページでは、全保連の残債再審査の関係を、実務目線でわかりやすく整理します。

結論から言うと、全保連に残債がある状態で、同じ全保連審査を通すのはかなり難しいです。
ただし、「一生無理」という話ではありません。残債の整理状況・完済証明・家賃設定・申込先の選び方で、次の通過率は大きく変わります。

この記事で分かること

  • 全保連「残債あり」で再審査が厳しくなる理由
  • 完済前でもできる現実的な準備
  • 完済後に再申込する際の通し方
  • 審査を落とさないための申込設計(家賃・書類・説明)
  • 同じ失敗を繰り返さないための管理術

まず全体像を確認したい方は、ハブ記事
「全保連 審査 ブラックリスト」
から読むと最短です。

全保連の残債とは?まず定義をそろえる

ここで言う「残債」は、過去契約で発生した未払いのうち、まだ全保連に返済が終わっていない金額を指します。
典型的には、以下が残っているケースです。

  • 代位弁済後の立替金(家賃相当分)
  • 遅延に伴う手数料・関連費用
  • 退去後に確定した未払い分(契約条件による)

この残債があると、保証会社側から見ると「前回の契約が未解決」と評価されやすく、再審査では強いマイナス要素になります。
審査担当の視点では、収入や勤務先が改善していても、“未解決の債務”の方が重く見られることが多いのが現実です。

なぜ残債があると再審査が通りにくいのか

理由はシンプルで、保証会社は「将来の未払いリスク」を判断しているからです。
過去の履歴に代位弁済+未解決の残債があると、審査上は次のように見られます。

  • 返済意思が弱い、または返済余力が不安定
  • 同じ物件運用で再発する可能性がある
  • 管理会社・オーナーに対して説明しづらい案件になる

特に全保連を再利用する物件では、審査担当に過去履歴が見える前提で進むため、残債あり=再審査のハードルが一段上がると考えるべきです。

【重要】完済前にやってはいけない申込パターン

再審査で落ちる人の多くは、実は「属性」よりも申込の組み方で損をしています。以下は避けてください。

  1. 残債があるのに、同じ全保連を使う物件へ連続申込
    → 連続否決で管理会社側の印象まで悪化しやすい。
  2. 家賃を無理して高めに設定
    → 「過去滞納+高家賃」は最も警戒される組み合わせ。
  3. 残債状況を曖昧に説明する
    → 申告不一致は一発で信頼を落とします。
  4. 書類不足で申込を急ぐ
    → 在籍確認や収入確認で詰まり、否決に直結。

完済前でもできる「通過率を下げない」準備

「まだ完済していないから何もできない」と思われがちですが、実際は準備で差が出ます。ポイントは次の5つです。

1)返済計画を“見える化”する

分割返済中なら、いつ・いくら払うかを明文化しておきます。
口頭だけでなく、手元メモでもよいので「返済進捗」を示せる状態にしておくと、次の相談時に説得力が上がります。

2)家賃上限を先に決める

目安は手取りの3分の1以内
再審査フェーズでは、通常時よりも安全側に寄せる方が結果が良いです。
「住みたい物件」より先に「通る家賃帯」を決めるのが鉄則です。

3)保証会社の選択肢を増やす

管理会社に「この物件は保証会社固定ですか?」を必ず確認。
全保連固定なら苦戦しやすいので、別保証会社を選べる物件を優先すると打率が上がります。

4)連絡先・在籍確認の詰まりをなくす

緊急連絡先がつながらない、勤務先確認が取れない――この2つは否決の定番要因。
申込前に、関係者へ「連絡が入る可能性」を共有しておきましょう。

5)申込理由を短く説明できるようにする

引越し理由が曖昧だと警戒されます。
「通勤時間」「家賃圧縮」「同居解消」など、合理的で一貫した説明を準備すると印象が安定します。

完済後に再審査へ進むときの実践手順

完済できたら、ここからが勝負です。次の順で進めると失敗を減らせます。

  1. 完済を証明できる資料を保管(振込控え・領収情報など)
  2. 家賃を下げた条件で候補物件を選定
  3. 保証会社固定の有無を事前確認
  4. 必要書類を先にそろえる(本人確認・収入関連・緊急連絡先)
  5. 1件ずつ丁寧に申込(同時多発申込は避ける)

ここで大事なのは、「完済した=即どこでも通る」ではないという点です。
完済はスタートライン。審査側はその後の安定性(収入・家賃・連絡体制)まで見ています。

再申込の時期判断は、既存記事
「全保連 再審査タイミング」
で詳しく解説しています。
本記事とセットで読むと、時期×条件の判断がしやすくなります。

審査通過率を上げるための書類セット(実務向け)

再審査局面では「不足なく、早く出す」ことが重要です。最低限、次を整えておくと進行が安定します。

  • 本人確認書類(有効期限内)
  • 収入確認資料(給与明細・就労証明など、属性に応じて)
  • 緊急連絡先情報(つながる連絡先)
  • 完済関連の資料(該当者のみ)

特に、連絡先不通は「払えるかどうか」以前に落ちる原因になります。
ここを潰せるだけでも、体感の通過率はかなり改善します。

よくある誤解:残債が消えれば100%通る?

答えはNOです。残債解消は必須に近い条件ですが、それだけで自動承認にはなりません。
審査は総合判断のため、次の要素も同時に見られます。

  • 現在の収入安定性
  • 家賃比率(高すぎないか)
  • 申込情報の整合性(矛盾がないか)
  • 物件側の受入姿勢(オーナー・管理会社)

つまり、成功パターンは「残債整理+低め家賃+丁寧な申込設計」の組み合わせです。

まとめ|残債があるなら“解消計画”が最優先、完済後は設計で勝つ

  • 全保連に残債がある状態での再審査は厳しい
  • 完済前でも、返済計画・家賃設定・書類準備で次に備えられる
  • 完済後は「資料整備」と「物件選び」で通過率が変わる
  • 同じ保証会社に固執せず、選択肢を広げることが実務的

不安な方ほど、勢いで申込して失敗しがちです。
まずは残債状況の整理→通る家賃帯の設定→保証会社条件の確認の順に進めるだけで、結果はかなり変わります。


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※本記事は実務上の一般的傾向を整理したものです。最終判断は、保証会社・管理会社・家主の審査基準により異なります。

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  • この記事を書いた人

家賃保証コンサルタント

この記事を書いた人 賃貸保証会社で15年以上の実務経験を持つ現場担当者。延べ数千件以上の契約・審査・滞納・訴訟対応を経験。現在は保証・賃貸トラブルを専門に情報発信中。

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