「家賃保証の審査に落ちました」「もう次も落ちる気しかしない…」ーー。
賃貸の現場にいると、こういったご相談を本当にたくさんいただきます。
この記事では、家賃保証会社の実務経験をもとに、「審査に落ちた原因」と「次の審査で通すための現実的な戦略」をまとめました。
ネットの噂ではなく、管理会社・保証会社・家主がどう見ているかという目線で整理していきます。
- 家賃保証の審査で落ちやすい人の共通点
- 「年収・勤務先・過去の滞納歴」がどう見られているか
- 同じ保証会社に再チャレンジしても良いケース・危険なケース
- 次の審査で少しでも通りやすくするための5つの戦略
- それでも厳しい人のための「現実的な受け皿」
※ここでの内容は、筆者が見てきた「現場での傾向」です。
最終判断は、物件・家主・管理会社・保証会社ごとのルールによっても変わります。
Contents
家賃保証の審査は「何を見て」判断しているのか
まず押さえておきたいのは、家賃保証の審査はざっくり言うと次の3つの軸で見られている、という点です。
- ① 人(属性) … 年収・雇用形態・勤続年数・家族構成など
- ② お金 … 家賃と収入のバランス・他の借金・過去の滞納・信用情報
- ③ 申込内容 … 物件の家賃・入居人数・連帯保証人の有無・申込書の整合性
この3つの「バランス」が取れていないと、属性は悪くないのに落ちる/属性は厳しいのに通るといったことが普通に起こります。
・「この人は本当に毎月払えそうか?」を、数字と過去のデータから機械的に見ているイメージ。
・担当者個人の好みと言うよりは、社内ルールと与信システムが大きく影響します。
家賃保証の審査に落ちる人の特徴・よくある原因
ここからは、実際に「審査に落ちやすい人のパターン」を具体的に見ていきます。自分がどこに当てはまりそうか、チェックしてみてください。
① 家賃が収入に対して明らかに高すぎる
もっとも多いのがこのパターンです。
一般的には、手取り月収の3分の1以内が目安ですが、過去に滞納がある方や非正規雇用の方はもっとシビアに見られます。
- 手取り20万円で家賃9万円(共益費込み)
- 年収300万円前後で家賃10万円以上
このあたりは、属性が良くても落ちる可能性が高いラインです。
② 雇用形態・勤続年数が不安定
パート・アルバイト・派遣・短期契約など、収入が安定しづらい働き方はどうしても審査が厳しめになります。
また、正社員であっても勤続3ヶ月以内など、入社してすぐのタイミングはマイナス要因です。
③ 過去の家賃滞納・保証会社トラブルがある
過去に保証会社に代位弁済されている、残債が残っているなどの履歴があると、審査はかなりシビアになります。
特に、同じ保証会社(例:全保連で滞納 → 再度全保連)だと、社内データが残っているため落ちやすいと考えてください。
詳しくは、全保連ブラックリスト・再審査に関する解説記事でも、具体的なフェーズ別の見え方をまとめています。
④ クレジットカード・ローンの事故情報(信販系保証会社の場合)
エポスカードやオリコなど、信販系の保証会社を利用する場合は、クレジットカードやローンの延滞・債務整理・自己破産の履歴が大きく影響します。
過去数年以内に「長期延滞」「強制解約」などがあると、ほぼアウトと考えた方が良いケースも少なくありません。
⑤ 申込書の内容に矛盾がある・説明が足りない
年収・勤務先・同居人数などの記載に矛盾があったり、聞かれたことに対して曖昧な回答が多いと、それだけで「リスクが高い申込」と見られがちです。
特に、過去の滞納や債務整理を隠そうとすると、後で発覚したときの心象は最悪です。
全保連・日本セーフティーなど会社ごとの傾向
同じ「家賃保証会社」と言っても、会社ごとに審査のクセや滞納後の対応はかなり違います。ここでは、代表的な会社のざっくりした印象だけ触れておきます。
・審査…比較的ゆるめ。若手社員が多い印象。
・滞納後の対応は、会社としては標準的。
・会社別の詳しい特徴は、順次別記事でまとめていきます。
同じ人でも、保証会社を変えることで通る/通らないが変わることはよくあります。
次の章では、こういった「審査のクセ」も踏まえたうえで、次で通すための具体的な戦略を整理します。
次の審査で通すための5つの戦略
ここからが本題です。
一度審査に落ちてしまった後でも、「次の申込の組み立て方」を工夫することで、通る可能性を上げることは十分できます。
戦略① 家賃を一段階下げる(物件ランクを見直す)
まずは家賃そのものを見直すのが、最もシンプルかつ効果的です。
目安としては、今より1〜2万円下げる/手取りの3分の1以内に収めることを意識してみてください。
戦略② 申込内容を「盛る」のではなく、整える
年収を実際より高く書いたり、勤務先や勤続年数をごまかすのは逆効果です。
それよりも、・源泉徴収票・給与明細・内定通知書など、裏付け資料をきちんと揃える方がよほどプラスになります。
戦略③ 保証会社のタイプを変える
同じ保証会社に何度も突っ込むより、保証会社そのものを変える方が現実的なことも多いです。
申込の段階で、「全保連以外の保証会社を使う物件はありますか?」と不動産会社に相談してみてください。
戦略④ 連帯保証人をうまく活用する
最近は「連帯保証人なしでOK」の物件も増えましたが、属性に不安がある方ほど、信頼できる連帯保証人の存在は大きなプラスになります。
親族にお願いできる方がいる場合は、事前に相談しておくと良いでしょう。
戦略⑤ 「自分の今の状態」での通過率を把握しておく
なんとなく不安なまま何件も申し込んでしまうと、「落ちグセ」がついてしまい、精神的にもきつくなります。
まずは、今の属性でどれくらいの審査通過率になりそうかを把握しておくと、次の戦略が立てやすくなります。
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それでも厳しい人のための「現実的な選択肢」
過去の滞納・債務整理・現在の収入状況によっては、どうしても一般的な賃貸では審査が通りにくいケースもあります。
その場合は、発想を少し変えて「保証会社を使わない物件」も検討してみてください。
選択肢① 保証会社を使わない賃貸(公的住宅・一部の管理会社物件など)
UR・公営住宅・社宅・一部の管理会社物件など、保証会社なしで契約できるケースもまだ残っています。
下記の記事では、保証会社を通さずに部屋を借りるための選択肢をまとめています。
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保証会社を通さずに部屋を借りたい方へ|現実的な選択肢のまとめ
選択肢② ビレッジハウスのような「初期費用を抑えた物件」
通常の民間賃貸で断られてしまうケースでも、ビレッジハウスのような低家賃・初期費用を抑えた物件は、現実的な受け皿になることがあります。
🔍「保証会社が不安」「初期費用を抑えたい」方向けの選択肢
敷金・礼金・手数料ゼロなど、初期費用をぐっと抑えられる物件を探したい場合、
ビレッジハウスのようなブランドを検討してみるのも一つの手です。
※保証会社に不安がある方・低予算で引っ越したい方に選ばれています。
状況別:次に読むべき関連記事ナビ
最後に、状況別に「次に読んだ方が良い記事」を整理しておきます。あてはまるものをタップして、具体的な対策を深掘りしてください。
- 過去に全保連で滞納・代位弁済があった
→ 全保連ブラックリスト・再審査の解説 - すでに家賃を滞納してしまっている
→ 家賃滞納の流れと、絶対にやるべき対応(準備中の場合は後日公開) - 日本セーフティーの対応が不安・訪問が怖い
→ 日本セーフティーの審査・督促の実態 - そもそも保証会社に入りたくない/通したくない
→ 保証会社なしで部屋を借りる選択肢まとめ
「自分のケースだと、どう動くのがベスト?」という方へ
ここまで読んでいただいて、
「自分の場合はどの戦略を優先したらいいのか分からない…」
という方も多いと思います。
実際、同じ「審査落ち」でも、原因や次に取るべき行動は人によってまったく違うのが現場の実感です。
家賃保証の実務者による「個別相談」(ココナラ)
当サイトでは、家賃保証会社・不動産会社での経験をもとに、
「今の状況から、どんな戦略で審査を通しにいくか」を一緒に整理する個別相談も受け付けています。
申込前の作戦会議/すでに滞納してしまった後の対応/
次に狙うべき保証会社・物件のタイプ など、
一般論ではなくあなたのケースに合わせてアドバイスします。
※この記事の内容は、あくまで一般的な目安です。
最終的な契約条件や対応方針については、必ず管理会社・家主・保証会社の指示に従ってください。