「全保連の再審査に進みたいけど、次は絶対に落ちたくない…」
この不安はとても自然です。
実際、再審査で落ちる人の多くは、属性だけでなく“申込前の準備不足”で損をしています。
逆に言えば、事前準備を整えるだけで、結果が変わるケースは少なくありません。
この記事では、家賃保証実務の観点から、全保連の再審査前に確認すべき24項目を1つずつ解説します。
「どこを直せばいいか分からない」を、今日ここで終わらせましょう。
この記事の使い方
- まず24項目をざっと確認
- 自分の状況で「未対応」だけ潰す
- その後に申込(順番が大事)
※本記事は実務傾向の整理です。最終判断は保証会社・管理会社・家主の基準により異なります。
Contents
再審査で落ちやすい人の共通点
最初に、落ちやすいパターンを共有します。
ここを外すだけでも、無駄打ちをかなり減らせます。
- 家賃が収入に対して高すぎる
- 申込書と提出書類で情報がズレている
- 電話確認に出られない・折返しが遅い
- 前回の否決理由を分析せず再申込している
- 「どの保証会社の物件か」を確認せず進める
つまり、再審査は“気合い”ではなく設計です。
次の24項目を順番に潰していきましょう。
全保連の再審査チェックリスト24項目
【A. 収入・家賃設計】1〜6
1. 家賃総額は手取りの3分の1以内か
家賃だけでなく、管理費・共益費・駐車場を含めた総額で判断してください。
再審査では、この基礎ラインを外すと一気に厳しくなります。
2. 月次固定費を含めた資金繰り表を作ったか
スマホ分割、カード返済、保険料を無視すると「払えるつもり」で事故ります。
ざっくりでも可視化しましょう。
3. 初期費用の支払計画はあるか
初期費用で手元資金が枯れると、入居直後の滞納リスクが上がります。
審査側はそこも見ています。
4. 収入の季節変動を説明できるか
歩合やシフト制などで月収がブレる人は、平均値と最低月の両方を把握して説明できるように。
5. 転職直後なら補足資料を用意したか
内定通知、雇用条件通知、直近給与明細など、安定見込みを示す資料が有効です。
6. 同居予定者の収入合算条件を確認したか
合算可能かどうかは会社・物件で異なります。可能な場合は積極的に相談しましょう。
【B. 申込情報の整合性】7〜12
7. 氏名・住所・生年月日の表記ゆれがないか
全角半角、番地表記、マンション号室のズレは地味ですが減点要因です。
8. 勤務先情報(社名・所在地・電話)が正確か
在籍確認が取れないと、それだけで否決に直結しやすい項目です。
9. 勤続年数・雇用形態の記載が書類と一致しているか
申込書で正社員、提出書類では契約社員…のような矛盾は致命的です。
10. 年収・月収の算出根拠を説明できるか
見栄で盛るのは逆効果。根拠のある数字だけを記載してください。
11. 同居人情報(続柄・勤務状況)を正しく書いたか
同居人がいるのに未記載、逆に予定だけで確定情報として書く、どちらも危険です。
12. 緊急連絡先へ事前共有したか
本人確認の電話が入る可能性を伝えておかないと、連絡不達で止まります。
【C. 書類不備の防止】13〜18
13. 本人確認書類の住所は現住所と一致しているか
現住所と異なる場合は、補完書類(公共料金明細等)を求められることがあります。
14. 画像が鮮明で四隅まで写っているか
ピンボケ・反射・切れは再提出の原因。スマホ撮影なら明るい場所で撮り直しましょう。
15. 収入証明の対象期間は十分か
1ヶ月分だけでなく、可能なら複数月分を揃えると説明力が上がります。
16. 口座情報・支払方法の記入漏れはないか
細部の記入漏れで全体の信頼感が下がります。最終提出前に再確認してください。
17. 署名・押印の要件を満たしているか
電子申込でも、同意チェック漏れや署名欄の抜けは普通に発生します。
18. 追加提出依頼に即日対応できる体制か
「後で出します」が続くと、審査側は警戒を強めます。データは事前にフォルダ化しておくと安心です。
【D. 連絡体制・対応品質】19〜21
19. 審査期間中に電話へ出られる時間帯を確保したか
不在が続くと確認不能で止まります。勤務中なら折返し可能時間を最初に伝えましょう。
20. SMS・メールの見落とし防止設定をしたか
迷惑フォルダや着信拒否設定を見直してください。審査連絡の見逃しは本当に多いです。
21. 不動産会社担当者とのレスポンス速度を上げたか
早い返信は信用です。追加質問に即答できるだけで、案件処理がスムーズになります。
【E. 過去履歴の整理】22〜24
22. 全保連への残債有無を確認したか
残債がある状態は再審査で最も不利。まずは状況確認を最優先にしてください。
23. 完済済みなら証跡(領収・明細)を保管しているか
「払いました」だけでは弱いです。証拠を持つことで説明が通りやすくなります。
24. 前回否決時から“何が改善したか”を言語化したか
ここが再審査の核心です。収入増、家賃調整、残債整理、書類整備など、改善点を明確に。
24項目の最重要3点
- 家賃総額を下げる(収入に合わせる)
- 申込情報の矛盾をゼロにする
- 連絡体制を整え、追加依頼に即応する
再審査前にやるべき「7日間の準備スケジュール」
1〜2日目:現状把握
- 前回否決時の条件をメモ化
- 家賃上限(手取り比)を設定
- 利用保証会社の候補を確認
3〜4日目:書類整備
- 本人確認・収入証明・勤務情報を統一
- 画像の撮り直し、欠損チェック
- 緊急連絡先へ事前連絡
5〜6日目:申込シミュレーション
- 担当者に「通しやすい条件」確認
- 追加提出想定の資料を準備
- 連絡可能時間帯を共有
7日目:申込実行
- 最終チェック後に提出
- 当日中の問合せに即応
- 進捗を担当者と共有
この流れで進めると、感情で動く再申込を避けられます。
不動産会社に送る確認メッセージ例
コピペ用(LINE/メール向け)
「再審査を希望しています。今回、家賃条件を見直し、必要書類も事前に揃えました。
利用予定の保証会社と、追加で必要な書類があれば先に教えてください。
連絡は平日12:00〜13:00または18:00以降であれば即対応可能です。」
この一文だけでも、担当者側の準備が進み、審査が停滞しにくくなります。
よくある質問(Q&A)
Q1. チェックリストを全部満たせば必ず通りますか?
必ずではありません。ただ、落ちる要因を大幅に減らせるため、通過可能性は上げやすくなります。
Q2. どの項目から優先すべきですか?
家賃設定 → 情報整合 → 連絡体制の順です。ここを外すと他を整えても効果が薄いです。
Q3. 再審査までどのくらい期間を空けるべき?
「何が改善したか」を説明できる状態になるまで待つのが原則です。条件不変の即再申込は避けましょう。
Q4. 連絡先が取りづらい仕事でも大丈夫?
可能です。事前に連絡可能時間を伝え、折返しのルールを決めておけば評価悪化を防げます。
まとめ:再審査は“準備の質”で決まる
全保連の再審査は、過去履歴の影響を受けやすい一方で、準備の質で十分に戦える領域があります。
とくに次の3点だけは外さないでください。
- 家賃総額を収入に見合うラインへ調整する
- 申込情報と提出書類の矛盾をゼロにする
- 審査連絡に即応できる体制を作る
「通るか不安」から「通すために動ける」へ。
この24項目を1つずつ潰して、再申込を戦略に変えてください。
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